ミラノお料理教室 K`s kitchen Milanoです
イタリアンといえばオリーブオイルです!!!
イタリアンのお料理に欠かせないもの「オリーブオイル」!
ご覧ください~スーパーのオリーブオイル売り場です。果てしなく続くのではないかと思われるほどの種類と量で圧巻です。
日本ではオリーブオイルを使い分けしていらっしゃる方も多いと聞きますが。ここ、ミラノでは意外や意外!各家庭が常備しているオリーブオイルは1~2種類くらいらしいです。でも、売り場でオリーブオイルを選ぶ時はみなさん真剣で、かなりこだわってお好みのものを選んでいる様子をよく見かけます。
せっかくのイタリアン♫美味しく作って食べたいですよね!
こんな2種類のオリーブオイルをご用意なさってはいかがでしょうか?
①サラダなどの生食用に少し香りや風味の強いエキストラバージンオリーブオイル。
②加熱調理用に2番絞りの軽いテイストのオリーブオイル(和食にも合います)
使い分けをすることで、お料理の幅も味もぐんと広がります。
今月号のレシピからぜひお試しくださいね!
今月号のレシピはこの2つ!
ドライトマトと人参のサラダ
レシピ ドライトマトと人参のサラダ
イタリアの保存食・ドライトマトを使ったイタリア風キャロットラペです
材料(4人分)
- ドライトマト
- 4枚
- にんじん
- 2本
- ケーパー(酢漬け)
- 少々(小さじ2くらい)
- 白ワインビネガー
- 大さじ1
- エクストラバージンオリーブオイル
- 大さじ1
- 塩
- 少々
- 粗挽き黒コショウ
- 少々
- (お好みでパルミジャーノ粉チーズ)
- 少々
作り方
- 1ドライトマトはキッチンばさみで繊維を切るように横に細切りにし、白ワインビネガーに漬けて戻しておく
- 2にんじんは皮をむき、千切りにする。塩をしてしばらく置く。
- 3にんじんをしっかりと塩もみし、水気をしぼる。
- 4ドライトマトを漬けておいた白ワインビネガーのボールにしぼったにんじんを加える。エキストラバージンオリーブオイル・ケーパー・塩少々・粗挽き黒コショウ少々を加えてよく混ぜ合わる。
- 5器に盛って、お好みでパルミジャーノ粉チーズをふって出来上がり。
コツ・ポイント
ドライトマトは横に切ることで、繊維を断ち切り、旨みは早く白ワインビネガーに出やすくなります。
にんじんの千切りはあまり細すぎない方が、食感があって美味しく仕上がります。
冷蔵庫で半日ほど置いた方が味がしみ、美味しくなります。
マルセイユ風ペンネ(パネッテアルマルサラ―ノ)
レシピ マルセイユ風ペンネ
ミラネーゼが愛してやまない黄金の色!のクリーム系ペンネです。
体調を整える効果のあるサフランを使い風味豊かに仕上げます。
年代を問わず楽しんでいただける簡単で美味しいパスタ料理です。
材料(4人分)
- サフラン
- 0.2g(12本くらい)
- パンチェッタ(またはベーコン)
- 6枚
- 海老
- 250~300g
- 生クリーム
- 200cc
- お湯(ソース用)
- 300cc
- ペンネ
- 360g
- オリーブオイル
- 大さじ3
- コンソメ
- 小さじ3~4
- 塩
- 小さじ1/4
- パルミジャーノ粉チーズ
- 小さじ1
- 粗挽き黒コショウ
- 適量
- ルッコラ
- 適量
作り方
- 1海老はカラと背ワタを取り、塩水→片栗粉→水の順でやさしくもみ洗いをする。よく水気をふおておく。
- 2パンチェンッタは塊りの場合は皮を取り除き、細切りにする。ベーコンで代用する場合は横に5~6ミリの細切りにする。
- 3小さな耐熱容器にサフランを入れ、沸騰した湯を大さじ2くらい(分量外)注ぎ、ラップかフタをして15分ほど蒸らす。
- 4ペンネの茹で湯を鍋に沸かしておく。塩2つまみを加えておく。
- 5フライパンにオリーブオイルを入れ、パンチェッタがカリッとなるまで炒め、ペーパーの上に取り出す。そのまま海老を加え8割くらい火が通るまで炒め、ペーパーの上に取り出す。
- 6パンチェッタと海老の旨みはよく出たフライパンのオリーブオイルに③のサフラン+湯・生クリーム・コンソメ・塩・湯300CCを加えてひと煮たちさせる。
- 7ペンネを茹で始める。アルデンテの表示時間の半分を過ぎたところでザルにあけ、沸騰した⑥のソースに加える。上下を返しながら煮詰めていく。ソースがが少なくなってとろみがつきかけたら、パンチェッタ・海老・パルミジャーノ粉チーズを加え混ぜ、仕上げる。
- 8パンチェッタ・海老が温まったら火を止めて、ルッコラを加えひと混ぜする。器に盛りつけ、お好みで粗挽き黒コショウをふって出来上がりです。
コツ・ポイント
海老はしっかりと下ごしらえすることで、生臭さも取れます。
パンチェッタやベーコンはすこしゴロゴロするくらいの細切りにした方が、存在感があり美味しく仕上がります。
サフランはラップをしてしっかり蒸らすと色も香りもよく出ます。
海老は加熱しすぎると固く小さくなってしまうので、フライパンで炒める時は外側が赤くなってくるくらいまででOKです。ペンネにからめるときに熱が入り、ちょうどよく仕上がります。
ソースがちょうど煮詰まりとろみがつく頃に、ペンネもアルデンテに仕上がるソースの量にしてあります。
ミラノ暮らしのレシピ ふわり~イタリア生活
ミラノデザインウィ―ク Milano Design Week(Milano Design District)
今月号の「ミラノ暮らしのレシピ ふわり~イタリア生活」
春のミラノ♫ 私のおすすめです!
ミラノデザインウィ―ク Milano Design Week(Milano Design District)は毎年4~5月の間に行われる大きなデザインのイベントです。
ほぼ同じ期間に世界最大のデザインの祭典 Art Design Exhibition や国際家具見本市ミラノサローネ Salone der Mobile Milano も開催され、デザイン一色になるミラノです。
ミラノ・ブレラ地区を中心にミラノ市内約400カ所の会場で盛大に行われます。
毎年、期間中、毎日このミラノデザインウィークを見て回ることが私の大きな楽しみになっています。
2017年の今年のミラノデザインウィ―クは4月4~9日まで。
みなさま、ぜひミラノへ!まだ間に合いますよ~♫
GUIDA EVENTI イベントガイド片手に~♫
ミラノデザインウィ―クの1週間ほど前になると、ブレラ地区内地下鉄ポイントなどに特別ブースができ、イベントガイドを無料で配っています。
ともかく、会場数が多いでの、下調べをしてお出かけされることをおすすめいたします♫
インテリア(家具・バスルーム・キッチン・食器・照明関係)
ファブリック(布地関係)
アート(絵画・陶器・オブジェ)
ファッション
などなど多岐にわたります。
会場には無料で入場でき、気ままにぶらりと見ることができます。
また、商用&商談の場としても使われます。
イタリアはもとより、世界から新しいデザインが集まります。
日本の企業でも出展されているところが毎年、何か所も見受けられます。
イベントガイドには地図や開場時間などものっています。効率的に好きなものを見られるように計画を立てましょう~♫
普段は入れない素敵な建物の中で♫
ミラノの建物は入り口が小さく奥が深く、普段は入居者や関係者しか入れないところがとても多いんです。
このミラノデザインウィークでは、そんな普段は垣間見ることのできない建物内が会場になっていることが多いんですよ。
展示物を見るだけではなく、歴史や由緒のある素晴らしい建物の中を見ることができます。
1歩中に入ると息をのむような素晴らしい建物も多く、建物見学も毎年、私の大きな楽しみになっています。
(※写真左:2016年 HERMÈSエルメスのファブリックやソファの展示会場になった建物のパテオ)
(※写真右:2016年 Marimekkoマリメッコのキッチン・ダイニング用品の展示会場入り口の大理石の床)
教会や神学校の中も会場になります♫
ブレラ地区の中心 Pinacoteca di Brera ブレラ絵画館(美術館)からもほど近い Facoltà Teologica dell`Italia Settentrionale 北イタリア神学校の中も毎年、様々な展示が行われ楽しめる場所です。
私の住んでいたところがこのすぐ目の前でしたので、毎年、とても楽しみにしています。
2014年はタペストリーなどの展示、2015年は大きなシャンデリアの展示、昨年はデザイン椅子の展示、回廊や神学校内を使って素敵に見せてくれます。
宗教的な建物の中でデザインのイベントなんて、日本ではあまり考えられませんがこのミラノデザインウィークでは教会なども会場になることが多いのが特徴です。
第4巻はお楽しみいただけましたか?
次号のレシピはこの2つ!
著者プロフィール
K`s kitchen Milano 入交けいこ
ミラノお料理教室 K`s kitchen Milano 主催
入交(いりまじり)けいこ
小さな頃から大の♡お料理好き。
女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業
女子美術短期大学専攻科宣伝計画コース卒業
株式会社 虎屋にてグラフィックデザイナーとして勤務
退職後、横浜・本牧の自宅にて子供工作教室を開講。10年間、子供達に工作やお菓子作りを教える。
料理好きが高じて、ABC Cooking Studioにて料理授業の講師となる。
その後、子供向け料理教室 abc-kids の店長となる。
南イタリア・ナポリ家庭料理研究家パンツェッタ貴久子氏の料理教室 La Tavola di Tata ラターボラディタータにてアシスタントとして勤務。
イタリアのオリーブオイル輸入会社 Cancemi Corpolation カンチェーミコーポレーションのデリ部門 OLIVO オリ―ヴォにてイタリアンデリの調理を担当する。
2012年 東京の自宅にて【野菜&雑穀ソムリエの小さなお料理教室 K`s kitchen】を主宰し独立する。
2014年 ニューヨークの自宅にて料理教室【K`s kitchen Lexington】、ほぼ同時にミラノの自宅にて料理教室【K`s kitchen Milano】をオープンさせる。
3か国を行き来しながら、日々、ヘルシーで独創的な料理を開発している。
現在はミラノの自宅を本拠に料理教室【K`s kitchen Milano】主催している。
HP&blog. http://ameblo.jp/keiko-kitchen/
【奥付き】 ミイルマガジン
Cucina Del Giorno 普段着のイタリアごはん 【第4号】
2017年(平成29年)3月23日 電子書籍発行
著 者 入交けいこ ©2017 Keiko Irimagiri
発行者 ミイル株式会社 代表取締役 高階 匡史
本作品の内容を無断で複製・複写・放送・データ放送配信・転載・改ざん・公衆送信(ホームページなどに掲載することを含む)することは、固くお断りいたします。 変更 削除 まとめて削除 最初へ 上へ 下へ 最後へ 追加