はじめに
自己紹介
様々な料理がある中、イタリア料理を何故掘り下げて研究することになったかですが、それは ”ズバリイタリアンが好き” だから・・・(苦笑)
365日毎日食べていても飽きる事はありません(^-^;
イタリアンを好きになったそもそものきっかけは、レストランでのイタリアンの鮮やかな彩りだったり、目新しい料理、色々な種類のパスタなど、それらを目にして食べた時のその感動はある意味カルチャーショックでした!
こんな素敵で美味しいものがたくさんあるのだと・・・。
それが、私のイタリア料理を追及して学びたい、と言う気持ちになった原点でした。
イタリア料理について
お料理を盛り付ける際のポイント
盛り付けのポイント・その1
盛り付けのポイント・その2
盛り付けの例・パスタ編
パスタの盛り付けの練習
まず初めに
<<用意するもの>>
・パスタ
・パスタソース
・大き目のお椀
・トング(掴むもの)
※お椀はこの様にどんぶり茶碗程の大きさです。
100均でも売られているものや、お手持ちのどんぶりなどで構いません。
普通にお皿に盛り付けるよりもお椀に盛り付ける練習をする事により、パスタの盛り付け方のイメージが付き易いです。
何故ならば、お椀の底部分の大きさがパスタを山なりに盛り付ける為の台座にちょうど良い大きさなんです☆
そこの台座を基盤にして、どんどん山を描く様に盛り付け重ねていけば良いですし、パスタの台座の大きさがお椀の周りの大きさにちょうどフィットするので、普通のフラットなお皿に盛り付けるよりも崩れにくいのです。
これを何回も繰り返し練習することによって、お椀で綺麗に山なりに盛り付けられたら、お皿でも綺麗に盛り付ける事が出来てるかと思いますよ♪
パスタの実践編
レシピ・サーモンのクリームパスタ
レシピ サーモンのクリームパスタ
材料(4人分)
- ・スモークサーモン
- ・・・120g
- ・玉ねぎ
- ・・・120g
- ・乾燥スパゲッティ
- ・・・220g
- ・ニンニク
- ・・・2片
- ・パルミジャーノ
- ・・・小2
- ・牛乳
- ・・・120cc
- ・生クリーム
- ・・・160cc
- ・exvオリーブオイル
- ・・・大2
- ・小麦粉
- ・・・小2
- ・バター
- ・・・20g
- ・塩コショウ
- ・・・適宜
作り方
- 1ニンニクは皮を剥き、包丁の腹で潰して中の芯を取り除く。玉ねぎは皮を剥き微塵切りにする。サーモンは1.5センチ角に切る。
- 2フライパンにオイル・ニンニクを入れて弱火で香りが出るまでじっくりと待つ。香りが出たらバターと玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。
- 3パスタを沸かした湯と塩(分量外)が入ったものに投入して茹でる。
- 4玉ねぎがしんなりしたらサーモンを入れて、全面が色付くまで炒める。炒まったら小麦粉を入れて全体に馴染むまで炒め軽く塩コショウする。
- 5小麦粉が全体に行き渡ったら、パルミジャーノ・牛乳・生クリーム・塩コショウして弱火でトロミが出るまで火に掛ける。
- 6トロミが出たら、茹で上げたパスタの水気を切り⑤のフライパンに入れて軽く和えて完成。
コツ・ポイント
・ニンニクの芯は、エグミが出るので取ってあげて下さい。
・乾燥パスタを茹でる湯は、パスタ100gに対して最低限1リットル必要です。
・乾燥パスタを茹でる湯に対して、塩は1.5%の濃度にします。
(計算する時は、0.015を湯の量に対して掛け算します。)
(ex)湯1リットルの場合: 塩は1000×0.015=15g必要です。
作り方のポイント
オリーブオイルについて
オリーブオイルの選び方
スーパーやデパートには、沢山の種類のオリーブオイルが売ってますね!
スペイン、イタリア、ギリシャ産etc‥。
色々あり過ぎて、どれを選んで良いか分かりませんよね‥。
でも、これだけは最低限選ぶ際に覚えておいて下さい!
「日光を透過させない様なボトルの色合いが濃いものを選ぶ事!!」
これ、とっても大事なんです。
オリーブオイルは、ワインと同じで直射日光に弱く酸化し易いんです。
容器の色合いが無色透明だと日光を透過してしまい、酸化してしまいます・・・。
ですので、無色透明の容器に入ってるものはオススメしません!
そして、ボトルはプラスチックのものではなく「瓶か缶」のものを選んで下さい。
こちらも同じ様にオイルが酸化してしまう原因になるから。
あとはご予算や好みの味わいもあるので、マチマチになります。
オリーブオイル専門店やデパートなどで、お好みのオイルをテイスティングしてみるか、店員さんに聞いて選んでみて下さい☆
オリーブオイルの使い方
オリーブオイルを使ってみましょう!
レシピ・ハーブの簡単ドレッシング
レシピ ハーブの簡単ドレッシング
スーパーなどでも簡単に手に入るドライハーブを使ってドレッシングを作ります!
今回は4種類のハーブを使いますが、1種類でも2種類だけでも構いません。
材料(4人分)
- ・バジル
- ・・・小2/3
- ・タイム
- ・・・適宜
- ・オレガノ
- ・・・適宜
- ・マジョラム
- ・・・適宜
- ・exvオリーブオイル
- ・・・30cc
- ・白ワインビネガー
- ・・・小2
- ・レモン
- ・・・1/4個
- ・砂糖
- ・・・ひとつまみ
- ・はちみつ
- ・・・4g
- ・塩コショウ
- ・・・適宜
- (・イタリアンパセリの葉
- ・・・大1)←お好みで
作り方
- 1レモンは絞り種を取っておく。ボールにオイル以外を入れて軽く混ぜ合わせる。
- 2①の中にオイルを少しずつ糸を垂らす様に入れながら、泡だて器で大きな円を描く様に混ぜ合わせ撹拌する。ドレッシングが白濁しとろみが付いたら完成。
コツ・ポイント
・ボールの下に濡れ布巾などを敷いておくと、混ぜ合わせる時にボールがズレずに混ぜ易いです。
・一気にオイルを①の液に投入してしまうと、分離して混ざらないので気を付けて下さい。
・ハーブ類は、ほんの少量だけ入れて下さい。そうしないと苦味の有るドレッシングになるのでご注意を‥。
作り方のポイント
レシピ・トマトのブルスケッタ
レシピ トマトのブルスケッタ
とてもベーシックなタイプのブルスケッタです。
シンプルですが、味わい深いです☆
パーティーなどのおもてなし料理としても重宝しますよ!
材料(4人分)
- ・トマト(大)・・・1個
- ・バゲット
- ・・・8~10枚
- ・ニンニク
- ・・・1/2片
- ・バジルの葉
- ・・・3g
- ・exvオリーブオイル
- ・・・20cc
- ・レモンの絞り汁
- ・・・小1/3
- ・砂糖
- ・・・少々
- ・はちみつ
- ・・・2g
- ・塩コショウ
- ・・・適宜
作り方
- 1トマトのヘタをくり抜き、お尻の部分に包丁で浅く十字に切り込みを入れる。その後、沸騰した湯に10秒程入れた後、氷水を張ったボールに入れて粗熱を取る。
- 2①の皮を剥き、横半分に切る。その後、小さめのスプーンの柄を使ってトマトの種とゼリー部分を取る。この種とゼリー部分は捨てずに取っておく。
- 3②のトマトを1センチ弱の角切りにする。ニンニクは皮を剥き縦に半等分する。その後、中の芯を取り除き微塵切りにする。バジルの葉は粗めにちぎっておく。
- 4ボールに③とレモン汁・砂糖・はちみつ・塩コショウを入れて軽く混ぜ合わせておく。
- 5④のボールにオイルを入れて、ボール全体を振って全体を混ぜ合わす。ソース部分が白濁したら冷蔵庫で30分程冷やしておく。
- 6バゲットをトースターなどで軽くトーストしておく。その後、切ったニンニク(分量外)の切り口をバゲット全体に擦り付けて香りを付けする。更にexvオイル(分量外)を刷毛を使って全面に塗り、⑤のトマトソースをたっぷりと乗せて完成。
コツ・ポイント
・このトマトソースは「ケッカソース」と言う名前のソースです。
・ケッカソースは、ちゃんとオイルと水分が乳化する様に混ぜ合わせて下さい。
作り方のポイント
トマトのブルスケッタのアレンジバージョン
エコなトマトの簡単ドレッシング
レシピ エコなトマトの簡単ドレッシング
トマトの余ったゼリー部分にも栄養素がたくさん含まれています。
ですので、捨てるのは勿体ないですよね!
是非、この部分も捨てずに活用してみて下さい。
材料(4人分)
- ・ケッカソースを作った際に余ったトマトの種やゼリー部分
- ・・・約55g
- ・レモンの絞り汁
- ・・・小1/3
- ・砂糖
- ・・・小1/3
- ・はちみつ
- ・・・3g
- ・exvオリーブオイル
- ・・・20cc
- ・塩コショウ
- ・・・適宜
- (・バジルなどの乾燥ハーブ‥適宜)←お好みで
作り方
- 1ボールにトマトの種やゼリー部分を入れて、フォークなどで解しておく。
- 2①にオイル以外を入れて軽く混ぜておく。塩コショウは軽めにする。
- 3②のボールにオイルを糸を垂らす様に少しずつ入れて、同時に泡だて器で掻き混ぜソースが白濁し乳化するまでよく撹拌する。
- 4最後塩コショウをして味を整えて完成。
コツ・ポイント
・先程のケッカソースと同じ要領でオイルとトマトの部分を乳化させてあげる事が大切です。
・乾燥ハーブは、前項の「ハーブドレッシング」と同様に、乾燥ハーブを使う場合は、必ずほんの少量だけを加えてあげて下さい。
作り方のポイント
このドレッシングは、シンプルに葉類のみの ” グリーンサラダ ” や、これにカリカリに焼いたベーコンを混ぜ加えたサラダのドレッシングなどにも使えます。
ゼリー部分にも栄養素がたくさん含まれてます。
なので、捨てるのは勿体ないですよね!
是非この部分も捨てずに活用してみて下さい。
パーティーなどにも重宝する簡単便利なレシピ
レシピ・ジャガイモのオムレツ
レシピ ジャガイモのオムレツ
材料(4人分・直径19センチの耐熱皿使用)
- ・ジャガイモ
- ・・・100g
- ・玉ねぎ
- ・・・50g
- ・卵
- ・・・4個
- ・パルミジャーノ
- ・・・大3~4
- (チーズ風味を楽しみたい方は大4、柔らかなほんのりチーズ風味を楽しみたい方は大3)
- ・牛乳
- ・・・大1
- ・exvオリーブオイル
- ・・・大1
- ・塩コショウ
- ・・・適宜
作り方
- 1① ジャガイモは芽を取り、皮を剥いたら1センチ角に切る。玉ねぎは薄切りにする。
- 2② 温めたフライパンにオイルを入れて、ジャガイモを投入する。ジャガイモが透明になったら玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。その後塩コショウして粗熱を取っておく。
- 3③ ボールに、卵・パルミジャーノ・牛乳・塩コショウを入れて良く溶き解し混ぜておく。
- 4④ ③のボールに②を入れて混ぜ合わせる。耐熱皿にクッキングシートを敷いて卵液を流し入れる。
- 5⑤ 180℃に予熱しておいたオーブンに入れて20分焼き上げて完成。
コツ・ポイント
・卵は泡立て器か菜箸を使って、よく溶き解して混ぜて下さい。
・牛乳を加えてあげる事により、生地がふっくらと仕上がります。
・オーブンで焼き上げてる時、焼きムラが出ない様に数回耐熱皿の位置を変えてあげます。
・フライパンでも焼き上げることが出来ますが、オーブンよりもしっかり目に焦げ目が出ます。お好みの焼き上げ方で仕上げても良いと思います。
・もしフライパンで焼き上げる時は、両面焼き上げます。両面焼く際蓋をして下さい。
(レシピ通りの材料配分で作る場合は、フライパンも小さめの内径20センチ位のものがオススメです)
作り方のポイント
ジャガイモのオムレツのアレンジバージョン
先程のレシピに、「パンチェッタ(塩漬けされた豚バラ肉)」や「ベーコン」「アンチョビ」などを加えても美味しいですよ♪
終わりに・・・
創刊号を振り返って
著者プロフィール
次回号のお知らせ
【奥付き】
ミイル先生マガジン
ハッピーになるイタリアン 2016年10月号
2016年(平成28年)10月1日 電子書籍発行
著 者 田川玞実 ©2016 Fumi Tagawa
発行者 ミイル株式会社 代表取締役 高階 匡史
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