ミラノお料理教室 K`s kitchen Milano です
今月号のイタリアンレシピはこの2つ!
バジルの冷たいポタージュ
レシピ バジルの冷たいポタージュ
色の濃い栄養たっぷりのバジルの葉をポタージュ仕立てにします。
暑い季節にのどごし爽やかな冷たいスープです。
材料(4人分)
- フレッシュバジルの葉
- 40枚
- 飾り用フレッシュバジルの葉
- 4枚
- 玉ねぎ
- 1個
- オリーブオイル
- 大さじ1
- コンソメ
- 小さじ1
- 塩
- 小さじ1/8
- 水
- 400㏄
- 生クリーム
- 100㏄
- 仕上げ用生クリーム
- 少々
- レモン汁またはコアントロー
- 少々
作り方
- 1よく洗ったバジルの葉を熱湯で2秒茹でます。
- 2バジルの葉を氷水にとり、色止めをします。キッチンペーパーではさみ、水分をとります。
- 3玉ねぎは横に薄いスライスにします。
- 4鍋にオリーブオイルと薄切りにした玉ねぎを入れ、中弱火でしんなりするまでじっくりと炒めます。
- 5玉ねぎが甘くしんなりしたら、水・コンソメ・塩を加え、ひとに煮立ちさせましょう。
- 6火を止め、ミキサーに移す。生クリームとバジルの葉を加え、なめらかになるまで撹拌します。
- 71人分ずつ器に入れ、冷蔵庫で冷やしましょう。
- 8仕上げ用の生クリームをボールに入れる。お好みでレモン汁またはコアントロー少々を加えやわらかくツノが立つまでハンドミキサーで泡立てます。
- 9スープとは別の小さな器に仕上げようホイップクリームと飾り用バジルの葉を盛りつけます。
- 10まずはスープをそのまま、次にホイップクリームを少しづつ加えて味の変化を楽しんで召し上がってください。
コツ・ポイント
◆バジルの葉はさっと茹で、氷水に取ることで色鮮やかに仕上がります。
◆仕上げ用の生クリームに加えるコアントローはオレンジ風味のリキュールで、生クリームをさっぱりとさせ、大人向きの味に仕上がります(お子様用にはレモン汁がおすすめです)。
◆温かいままでも美味しく召し上がれるスープです。
ズッキーニとパンチェッタのキッシュ
レシピ ズッキーニとパンチェッタのキッシュ
カフェで人気メニューのキッシュをおうちで作りましょう。
キッシュ生地の割合いさえ覚えてしまえば簡単です♫
具材のアレンジもききますよ~。
材料(20cmのパイ皿 1皿分(約4人分))
- ズッキーニ
- 大1本
- 玉ねぎ
- 1/8個
- パンチェッタ
- 3✖3cm位のかたまり(約80g)
- 玉子
- 3個
- オリーブオイル
- 小さじ2
- 生クリーム
- 100㏄
- 牛乳
- 50㏄
- パルミジャーノ粉チーズ
- 小さじ1
- 塩
- 小さじ1/8
- 粗挽き黒こしょう
- 少々
- 冷蔵(冷凍)パイシート
- 1枚
作り方
- 1冷蔵パイシートは使う5分ほどまえに室温に戻しておきます(冷凍パイシートの場合は15~20分)。
- 2台に小麦粉で打ち粉をして、綿棒でパイ皿よりひとまわり大きくのばします。パイ皿に敷き込み、余分な生地は包丁で切り取ります。残った生地はお好みでクッキー型で抜いておきましょう。
- 3ズッキーニは半量を薄い輪切りに、残り半量を5㎜角のサイコロ状に切る。玉ねぎは粗みじん切りにしておきます。
- 4パンチェッタはかたい皮の部分を除き、縦短冊切りにします(ベーコンで代用するときは5㎜幅くらいに切りましょう)
- 5玉子3個は小ボールに溶いておく。
- 6フライパンにオリーブオイル(分量外)を少し多めに入れ、輪切りにしたズッキーニを重ならないように並べ素揚げにします。キッチンペーパーにとり、油をきります。
- 7フライパンをキッチンペーパーでふいてきれいにし、オリーブオイル小さじ1を加える。ここへパンチェッタ・玉ねぎを入れ、炒めます。玉ねぎが少ししんなりしてきたらサイコロ状のズッキーニを加え3分ほど炒めます。
- 8火を止め、生クリーム・牛乳・溶き玉子・パルミジャーノ・塩・お好みで粗挽き黒こしょうを加えよく混ぜます。パイ生地を敷いたパイ皿へこのキッシュ生地を入れます。
- 9オーブンを180℃に温めておきましょう。キッシュ生地の上に素揚げにしたズッキーニ・余ったパイ生地をクッキー型で抜いたものを美しくのせます。オーブン中~下段で25~30分焼きます。
- 10竹串を刺してみてキッシュ生地がついてこなければ焼き上がりです。
コツ・ポイント
●ズッキーニの輪切りを素揚げにすることで余分な水分がぬけて美味しく、見た目も美しく仕上がります。
●火を止めた状態の熱いフライパンに生クリーム&牛乳を入れてから、溶き玉子を入れます。最初に玉子を入れると固まってしまいます。
●焼き上がりの見極めは必ず竹串で刺してみて確認してください。まだキッシュ生地がついてくるようでしたら、もう少し焼きしょう。焼き色が付きすぎてしまう場合は上面にアルミホイルをのせます。
ミラノ暮らしのレシピ ふわり~イタリア生活
ミラノで朝食を♡
イタリアでは朝食をカッフェ(カプチーノ)と甘いパンで軽く済ませる人が多いんですよ。
定番はブリオッシュ。クロワッサンのことをイタリアではブリオッシュと言うのです。
プレーン・ホールウィート・あんずのジャム入り・カスタードクリーム入り・チョコレートなど種類もたくさん~。
タイミングがいいと、焼きたてが食べられます!
私はチョコレートのブリオッシュが♡気に入っています♫
焼き立てパリパリ♡チョコとろとろ
朝のシアワセカフェタイム(〃ω〃)です。
Barバールやカフェのカウンターで立ったまま、ぱくぱくとブリオッシュをほおばって、きゅっとエスプレッソを飲んで出かけていくミラネーゼ!恰好がいいです。
ぜひ、みなさまもミラノで朝食を!!!
ミラノの空気感~感じてください♡
1年中を通じて湿度が低く、空気が乾燥しているミラノです。
日差しは強くじりじりと照りつけますが、真夏でも日陰はひんやりとしています。
1日の中の温度差も日本よりはずっと多いので、羽織るものを持ち歩いたりして体温調節が欠かせません。イタリアの人は天気や気温で着るものや出かける所を調節するのがとても上手なんですよ。
日本と違って「美白」という考えはほぼなく(笑)、小麦色に焼けているのがカッコイイ~ミラネーゼです。
最初にミラノへ来た頃は、カフェやレストランの外の席も陽があたるところから埋まっていくのが不思議な感じがしました。
ぜひ、ミラノで陽にあたりながらのんびりと過ごしてみてください♡
レシピマガジン第6巻はお楽しみいただけましたか?
予告編です♪ 次号のイタリアンレシピはこちら!
著者プロフィール
K`s kitchen Milano 入交けいこ
ミラノお料理教室 K`s kitchen Milano 主宰
入交(いりまじり)けいこ
子供の頃から大の♡お料理好き!
女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業
女子美術短期大学専攻科宣伝計画コース卒業
株式会社 虎屋にてグラフィックデザイナーとして勤務する。
横浜本牧の自宅にて子供工作教室を主宰。10年間、子供達に工作やお菓子作りを教える。
料理好きが高じて、ABC Cooking Studioにて料理授業の講師となり勤務。その後、子供向け料理教室abc‐kidsの店長となる。
南イタリア・ナポリ家庭料理研究家パンツエッタ貴久子氏の料理教室 La Tavola di Tataラターボラディタータにてアシスタントとして勤務する。
イタリアのオリーブオイル輸入会社 Cancemi Corpolation カンチェーミコーポレートのデリ部門 OLIVOオリーヴォにてイタリアンデリの調理を担当する。
2012年 東京豊洲の自宅にて【野菜&雑穀ソムリエの小さなお料理教室 K`s kitchen】を主宰し独立する。
2014年 ニューヨークの自宅の自宅にて料理教室【K`s kitchen Lexington】、ほぼ同時にミラノの自宅にて料理教室【K`s kitchen Brera Milano】をオープンさせる。
3か国を行き来しながら、日々、ヘルシーで独創的な料理を開発している。
現在はミラノの自宅を本拠に【K`s kitchen Milano】を主宰している。ニューヨークや東京でも不定期にレッスンを行っている。
【奥付き】
ミイルマガジン
Cucina Del Giorno 普段着のイタリアごはん 【第6号】
2017年(平成29年)5月23日 電子書籍発行
著 者 入交けいこ ©2017 Keiko Irimagiri
発行者 ミイル株式会社 代表取締役 高階 匡史
本作品の内容を無断で複製・複写・放送・データ放送配信・転載・改ざん・公衆送信(ホームページなどに掲載することを含む)することは、固くお断りいたします。 変更 削除 まとめて削除 最初へ 上へ 下へ 最後へ 追加