2017年4月25日 更新
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普段着のイタリアごはん Cucina Del Giorno 第3巻

毎月ミラノからお届けする美味しいイタリアごはん♫簡単&美味しいイタリア料理を作りやすいイラストレシピで毎月お届けいたします! 今年のミラノの冬はとても寒向かったです。みなさまのお住まいのところはいかがですか?
ふわり~イタリア生活のひとこまも!ミラノで暮らしているようにお楽しみください♡

 

 ミラノお料理教室 K`s kitchen Milanoです

みなさま♡こんにちは!
イタリア・ミラノで野菜&雑穀ソムリエの小さなお料理教室 K`s kitchen Milano を開いています入交(いりまじり)けいこです。

このマンスリーレシピマガジン『普段着のイタリアごはん Cucina Del Giorno(毎日の料理)』ではミラノで実際に食べられているヘルシーなイタリアンをベースに作りやすい手描きイラストレシピでみなさまにお届けいたします。

コラム「ミラノ暮らしのレシピ  ふわり~イタリア生活」では不思議の国イタリアのぷち生活情報なども交えて、イタリアで実際に暮らしているように楽しんでいただけたら♡うれしいです。
今年のミラノの冬はとても寒向かったです。
みなさまのお住まいのところはいかがですか?

湿度が低いために実際の気温よりも体感温度は低いような気がします。
ミラノの季節は日本よりもちょっぴり早めでにやってきます。
夏は6月第2週頃からとても暑くなります。冬も10月に入ると暖房がつくのが待ち遠しいくらい寒くなります。

そろそろ日差しも春めいてきました。
太陽いっぱいな暖かな春が待ち遠しいですね!

 今月号のレシピはこの2つ!

♡ポークステーキ・ナポレターノ ♡トマトとオレガノのミモザサラダ
♡Bistecca di Maiale Nopoletano
    ポークステーキ・ナポレターノ
     
フルーティーでピリッとしたあと味のポークステーキです

♡Insalata Mimoza con Pomodori e Origano
  トマトとオレガノのミモザサラダ
    
愛の花ミモザ仕立ての可愛らしいサラダです

 ポークステーキ・ナポレターノ

Bistecca di Maiale Napoletano ナポリ風ポークステーキ
南イタリアのナポリに旅行をしたときに食べたお魚料理にヒントをえて、ビタミンBたっぷりの手軽な豚肉で作ったレシピです。

北イタリアのミラノではほとんど辛いものは食べないんですよ。
イタリアも南の方は唐辛子を効かせたお料理が多くなります。
オレンジ果汁を合わせることによって、お肉を柔らかくフルーティーに仕上げます。

とても簡単で美味しいのでレパートリーに加えてください!
ポークステーキ・ナポレターノ イラストレシピ
見ながら作りやすいように手描きイラストレシピにしました♫

印刷してキッチンに貼って作ってくださいね~

レシピ ポークステーキ・ナポレターノ(ナポリ風ポークステーキ)

手軽な豚肉をオレンジ果汁・ケーパー・ブラックオリーブで風味つけをし、さわやかでちょっとピリ辛なあと味のポークステーキに仕上げます。

材料(4人分)

豚ロース肉(1枚150~200g)
4枚
オリーブオイル
大さじ4
にんにく
1かけ
ケーパー(酢漬け)
小さじ4
ブラックオリーブ(種ぬき)
20個
赤唐辛子
2本
プチトマト
20~24個
白ワイン(甘くないもの)
大さじ4
オレンジ
1個
コンソメ
小さじ1
塩・コショウ
少々
小麦粉
少々
フレッシュバジルの葉
8枚
※(砂糖)
小さじ1

作り方

  • 1
    豚肉は包丁の先で筋を切り、軽くたたき、両面に塩・コショウをする。両面に軽く小麦粉をふるい、はたおいておく。
  • 2
    にんにくは皮と芯を取り除き、包丁の背で軽くたたいてつぶしておく。
  • 3
    ケーパーは水気を切っておく。ブラックオリーブは横にスライスする。
  • 4
    オレンジは横半分に切り、果汁を絞る。赤唐辛子は上下をキッチンはさみで切り水につける。少し置いてから、竹串などで種を除いておく。
  • 5
    フライパンにオリーブオイル・にんにく・赤唐辛子を入れ、最初は弱火からじっくりと火を入れる。いい香りがしてきたら強火にし、豚肉を入れ、両面にしっかりと焼き目をつけてバット等に取り出す。
  • 6
    豚肉の旨みの出たフライパンにケーパー・ブラックオリーブ・プチトマトを加え、中火で炒めて旨みをだしていく。
  • 7
    プチトマトの皮が少しはじけてきたら、オレンジ果汁・白ワイン・コンソメをあらかじめ合わせておいたものを1度に加え、強火で煮詰めていく。
  • 8
    ソースが半分くらいまで煮詰まったら豚肉を戻し、両面を返しながらしっかりと温め煮詰める。
  • 9
    ソースが豚肉にからむくらいまで煮詰まったら味をみる。トマトの酸味が強いようなら砂糖を加える。
  • 10
    火をとめてから、フレッシュバジルの葉4枚をちぎって加えひと混ぜする。
  • 11
    お皿に盛り付け、残りのバジルの葉を飾ったら出来上がり~。Buon appetito さぁ~召し上がれ♫

コツ・ポイント

豚肉はしっかりと筋切りをし、軽くたたき、厚さを均一にしておきます。 豚肉にはたく小麦粉は茶こしを使い、少量にします。 にんにく・唐辛子は焦げやすいので、旨みと香りかでるまでは弱火でじっくり炒めます。 オレンジ果汁・白ワイン・コンソメはあらかじめ合わせておくと調理しやすくなります。 オレンジ果汁で豚肉が柔らかく仕上がります。 豚肉に替えて、カジキなどのお魚の切り身で作ってもとても美味しく出来上がります。
手順①
包丁の先をタテに使って豚肉の筋や脂を切ります。

こうしておくと、焼いたときに豚肉が縮まなくなります。
包丁の先で刺す感じにすると上手くいきます。
手順②
豚肉を軽くたたき、厚さを均一にします。
両面に塩・コショウをします。

厚さが同じになると火通りも簡単です。
肉たたきがない場合は、すりこぎや綿棒にラップを巻いて使ってください。
手順③
豚肉に軽く小麦粉をふるいます。

目の細かい茶こしを使うと便利です。
軽くお化粧するくらいの感じで小麦粉を両面にふるいます。
手順④
余分な小麦粉ははたいて落とします。

両面に小麦粉をふるったら手で軽く優しくなじませます。
余分についてしまった小麦粉は豚肉を手で持ち上げ、手のひらで軽くパンパンとはたくと落ちます。
手順⑤
にんにくの皮と芯を取ります。

皮は丸ごと水に3分ほどつけておくと、するりとむけます。

芯を取り除きます。
タテ半分に切り、緑の芯の部分を包丁の先で除きます。
この部分は胃もたれの原因にもなるのでできれば取っておいた方がいいでしょう。
手順⑥
包丁の背でにんにくを軽くつぶします。

にんにくの上に包丁を水平に置き、手のひらでぐっと押して軽くつぶしおきます。
こうすると香りや旨みも出やすくなります。
手順⑦
具材を準備します。

にんにく・・・手順⑥の通り。
ケーパー・・・酢漬けの水分をキッチンペーパーで取っておく。
ブラックオリーブ・・・横にスライスしておく。
プチトマト・・・ヘタは取っておく。小さなものはそのまま、大きめのものはタテ半分に切っておく。
バジルの葉・・・半量の4枚は手で大きめにちぎる。残りは飾りに使う。
 

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