2017年6月29日 更新
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普段着のイタリアごはん Cucina Del Giorno 第7巻

ミラノはもうすっかり真夏です!今年のミラノの夏はとっても暑いんです。通常でも6月第2週あたりからは真夏ですが、今年は10年ぶりの猛暑だとか。暑くなるとイタリアではやはりジェラートが大人気です♫人気のお店はいつも行列です。
イタリア・ミラノで普段食べられている簡単・ヘルシー・お洒落なイタリアンのレシピを毎月ミラノからお届けいたします!

 
ミラノお料理教室 K`s kitchen Milano です
みなさま♡こんにちは!
イタリア・ミラノで野菜&雑穀ソムリエの小さなお料理教室 K`s kitchen Milano を開いています入交(いりまじり)けいこです。

このオンラインレシピマガジン『普段着のイタリアごはん Cucina Del Giorno (クッチーナ・デル・ジョールノ)』では簡単・ヘルシー・お洒落なイタリアンのレシピを毎号、ミラノからお届けいたします(^^♪
ミラノはもうすっかり真夏です!
今年のミラノの夏はとっても暑いんです。
通常でも6月第2週あたりからは真夏ですが、今年は10年ぶりの猛暑だとか。

暑くなるとイタリアではやはりジェラートが大人気です♫
人気のお店はいつも行列です。
お洒落なミラネーゼはもう☼バカンスモードです
6月半ば~9月半ばくらいまで学校が3か月間ほど夏休みになるミラノです。
5月くらいからミラネーゼのご挨拶は「バカンスはどこの行くの?」なんです(笑)。もう気持ちはバカンスへ飛んでいます~
海が人気です。長期滞在をしたり、別荘を持っているミラネーゼも多いんですよ。本格的なバカンスが始まる前でも、金曜の夜から週末は海の家へ、というお家も少なくありません。羨ましい限りです♫
暑い季節は味も濃い!
太陽の日差しが強いので、果物やお野菜も濃縮されたような濃い味になり、それはそれは美味しくなります♫
ミラノに住むようになって、その味の濃さには驚くばかりです。
素材の味を生かすため、普段のイタリアンの調味料はオリーブオイル・塩・酢があればほとんどのお料理ができてしまいますね~
メルカート(市場)は旬のものの最先端が見られるワクワクワンダーランドです(#^^#)
味だけでなく色もこんなに鮮やか!です
市場や八百屋さんに行くとまるで目に飛び込むかのように、果物やお野菜の色が迫ってきます♫
夏はすいか・桃・チェリーなどなど、たくさんの種類の管靄お野菜が旬をむかえます。
バジルの鉢植えを買ってきました♪
太陽をいっぱい浴びたハーブは元気ハツラツ・栄養たっぷりです。
ミラノではハーブ類は鉢植えで買うのか基本です。
自家栽培なら安心で、どんどん育つのでたっぷりといただけます!
今回のレシピにも自宅バルコニーで育てているフレッシュバジルをたくさん使っています。

 今月号のイタリアンレシピはこちらです!

胡麻ジェノベーゼソースのニョッキ
イタリア全土で広く食べられているジェノベーゼソース。
たっぷりのフレッシュバジル・オリーブオイル・にんにく・松の実が入ったソースですが、今回のレシピは私のオリジナルですり胡麻が入ります!すり立ての胡麻の香り~がバジルとよく合います。

そして、ちょっと難しいともわれているじゃがいものニョッキ。
おうちで簡単に、そして失敗なくふわっと作るコツが詰まったレシピです。これでニョッキもマスターです♫

私の料理教室でも人気レシピのニョッキです♡
じゃがいもニョッキをマスターします!
ちょっと難しいと思われているニョッキですが。
今回のレシピではおうちで簡単に失敗なくふわっ~としたニョッキが作れるようになります(^^♪
茹でたての柔らかいニョッキを胡麻ジェノベーゼソースと合えて、熱々をいただきましょう~。
ニョッキのアレンジレシピ2つもついています
胡麻ジェノベーゼソースのニョッキの作り方のあとに、ニョッキのソースアレンジレシピを2つのせてあります。

♡ゴルゴンゾーラレモンソースのニョッキ
♡ラグーソースのニョッキ

バリエーションがう~んと広がります♫
基本のじゃがいものニョッキをマスターしたら作ってみてくださいね!
胡麻ジェノベーゼソースのニョッキ♫イラストレシピです
見て作りやすいようにイラストレシピにしました。
楽しんで作りましょうね~~(#^.^#)

レシピ 胡麻ジェノベーゼソースのニョッキ

イタリア全土で食べられているバジルの葉を使ったジェノベーゼソース。このソースに栄養たっぷりの胡麻を加え香りのいいソースを作ります。胡麻もイタリアでよく使われている食材です。 ご自宅で簡単に失敗なく、やわらかな美味しいニョッキが作れるようになるレシピです。 茹でたて熱々のニョッキとすり立て胡麻の香り高い1皿です。

材料(4人分)

【ジェノベーゼソース】
炒り胡麻
大さじ2
バジルの葉
25枚
小さじ1/4
にんにく
1かけ
パルミジャーノ粉チーズ
小さじ2
エキストラバージンオリーブオイル
大さじ8
【ニョッキ】
強力粉
100g
卵黄
1個
じゃがいも
3個(皮をむいて300~350gくらい)
牛乳
大さじ2くらい
小さじ1/4
打ち粉(強力粉)
適量

作り方

  • 1
    ジェノベーゼソースを作る。
  • 2
    炒り胡麻をすり鉢で香りが立つまでよくする。
  • 3
    にんにくは皮と芯を除き、耐熱容器に入れラップをし、600Wの電子レンジで30~40秒加熱しておく。
  • 4
    深めの容器に①のすり胡麻・塩・加熱したにんにく・バジルの葉を入れブレンダーを撹拌させすりつぶす。
  • 5
    エキストラバージンオリーブオイルを4回に分けて加え、その都度、撹拌させる。
  • 6
    最後にパルミジャーノ粉チーズを加え撹拌させたらジェノベーゼソースの完成。
  • 7
    ニョッキを作る。
  • 8
    じゃがいもはピーラーで皮をむき、1個のじゃがいもを6~8個に切る。
  • 9
    じゃがいもを耐熱容器に入れ、ラップをし、600Wの電子レンジで10~15分加熱する。
  • 10
    やわらかくなったら、マッシャーまたはすりこ木などでなめらかになるまでつぶす。
  • 11
    ここに強力粉・卵黄・塩を加え、ざっと混ぜる。
  • 12
    柔らかさの様子をみながら、牛乳をすこしづつ加える。
  • 13
    台に打ち粉をしてニョッキ生地を置き、軽くこねていく。目指すは耳たぶの柔らかさ!
  • 14
    ニョッキ生地を4等分し、それぞれを直径3cmくらいの棒状に伸ばす。
  • 15
    これを1~1.5cmに切る。
  • 16
    切ったものを1づつ優しく丸めなおし、フォークの背で軽くおさえる。
  • 17
    鍋に多めの湯を沸かし、塩1つまみを加えたら、ニョッキを入れ、浮き上がってくるまで茹でる。
  • 18
    ザルニニョッキをあける。湯を捨てた暑い鍋の中で湯切りしたニョッキと胡麻ジェノベーゼソースを合えれば出来上がり!盛り付けの仕上げにお好みでバジルの葉・パルミジャーノ粉チーズをかけたら完成!

コツ・ポイント

◆じゃがいものニョッキはじゃがいもにより茹でてつぶしたときに柔らかさが違います。加減をしながら牛乳を加えて、耳たぶくらいの柔らかさにしてください。 ◆成形したニョッキは乾きやすいです。茹でるまでに時間があるようでしたら、ラップをかけ、乾燥しないようにしましょう。
胡麻ジェノベーゼソースのニョッキ♡材料はシンプルです
ほとんどの材料が買い置きのものでまかなえます♫
思い立ったらすぐに作れますね~

【新鮮な食材】
●バジルの葉 ●じゃがいも ●にんにく ●牛乳 ●玉子
【買い置きしておくと便利な食材】
●すり胡麻 ●塩 ●パルミジャーノ粉チーズ ●強力粉
●エキストラバージンオリーブオイル 
ジェノベーゼソース 手順①
にんにくは皮と芯を取り除きます。

(※皮ごと水に3分ほどつけておくと、皮がするりとむけて便利です)
ジェノベーゼソース 手順②
にんにくを耐熱容器に入れラップをします。
600Wの電子レンジで30~40秒加熱しておきます。

(※にんにくの強い香りと辛味をやわらかくするためです)
ジェノベーゼソース 手順③
炒り胡麻をすり鉢ですります。
 

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