2016年12月8日 更新
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ハッピーになるイタリアン 11月号

今回は、「ホールトマトの扱い方」「パスタソースの乳化の仕方」、そして11月の旬の食材の「鯖(サバ)」を使ったメニューなど盛りだくさんな内容をお伝え致します!!(4ページ目)

 
夏の岩牡蠣も美味しいですが、今からの時期の真牡蠣も美味ですよね♪

そんな牡蠣の下処理についてご説明しますね!

買った状態の牡蠣は汚れが多いです。

今回は、それを綺麗にする為と、調理した時に身が縮まずにふっくらした状態に仕上げる為の下処理をしますよ(*^^*)

(用意するもの)
・牡蠣 ・・・1パック分(100〜120g)
・ボール
・片栗粉 ・・・小1.5
・粗塩 ・・・小1.5
・少量の水
(牡蠣の下処理の仕方)

① 牡蠣をボールに入れて軽く水洗いして、水は捨てる。

② 上記のものを全てボールに入れて、10秒程優しく揉んであげます。

また、ヒダとヒダの間にも汚れが有るので、それを指の腹で優〜しく擦ってあげます。

そうすると、水が段々濁って来ます。

③ 「汚れた水を捨てて、少量の水を入れて優しく揉み洗いをしてまた水を捨てて」と言う工程を3回繰り返す。

そうすると、牡蠣の汚れも取れつつ、調理の際、牡蠣がふっくらと仕上がります(*^^*)
写真の様にネギ達が若干しんなりして来たら、アンチョビをフライパンの端で木べらで潰しながら解します☆

火が入ると直ぐに解れます。

解れたら、ネギ達と合わせ混ぜて引き続き炒め作業して下さい(*^^*)

レシピ⑥の部分です。
キッチンペーパーで、水気を拭き取ってあげます。

この工程は、牡蠣をソテーする直前に行ってあげて下さいね☆

レシピ⑦の部分です。
牡蠣の片面に軽く塩コショウした後、薄力粉をまぶし、余分な粉を叩いたものです。

こちらも、牡蠣を調理する直前に行って下さい!

そうしないと、牡蠣からの水分でせっかくの粉がベト付いてしまいます(・_・;

レシピ⑦の部分です。
牡蠣をソテーしている所です☆

火が入った合図で、身が段々ぷっくりとして来ます。
そうしたら、ひっくり返してあげて下さいね(*^^*)

レシピ⑧の部分です。
こちらは、炒めたネギたちとパスタの茹で汁とを乳化させたものです。

(乳化作業について)
本来反発しあう、油分と水分とを混ぜた状態のものを「乳化」と言います。

今回のお料理で言うと、
水分は「パスタの茹で汁」
油分は「炒めたネギたち」

これらは、普通に混ぜただけでは一体化しません‥。

でも、フライパンを円を描く様に揺すってあげると、水分と油分が次第に混ざっていきます。

こうする事で、パスタソースにトロミが出て味も一体化します♪

また、ちゃんと乳化された状態のパスタソースとパスタとを混ぜ合わせてあげると、盛り付けした際に「山なり」に盛る事が出来ます!

パスタソースの乳化による粘性で、パスタを山なりに盛っても崩れにくくなる訳です!!

逆にちゃんと乳化されてないパスタソースとパスタを混ぜても、山なりに盛り付ける事が出来ず、パスタがダランと崩れてしまいます・・・((+_+))

これさえ出来れば、難しいと仰る人が多い「ペペロンチーノ」をはじめ、他のパスタソースも簡単に出来ますよ♪

ただし、今回の様なレシピで1人分で作る時の少量の水分(茹で汁)の場合は別ですが、水分量が多い数人分を作る場合は茹で汁を数回に分けながら油分側(今回はネギたち)に加えてあげて下さいね(#^^#)

そうしないと、水分と油分が上手く乳化されなくなってしまいます(・・;)!!
乳化されたかどうかを判断する目安は、「パスタソースが白濁してトロリとした状態になっているかどうか」です

白濁していればOKですよ!(^^)!
パスタソースが出来上がったら、水気を切ったパスタを投入して素早く弱火でサッと混ぜ合わせてあげて、混ざったらすぐ火を消して盛り付けましょう!

ここでのポイントは、やはり「素早くサッと混ぜる」「強火はNG」「混ぜ終わったら直ぐに火を消して盛り付けする」です☆

レシピ⑩の部分です。

 私のオススメ調理器具・その1

オススメの調理道具
今号から「私の愛用しているオススメ調理道具」についてご紹介しますね!!


ちなみに今回は「ピーラー」です(*^_^*)

色々な形や素材のピーラーが売られてますね☆

様々なピーラーを使って来た中で、こちらのピーラーは本当に使い易いです(^^)
サンクラフト社の物になります☆
(定価:600円)

何種類かピーラーを出してる様ですが、写真の物がオススメです♪

人の手にしっくりと馴染んで、何度使っても切れ味が落ちる事無くスムーズに皮を剥く事が出来るんです(^^)

私用ではもちろん、私の料理教室でも使っていて評判が良いです。

もし、これから必要とされる方は是非お試しを☆

レシピ・ペンネゴルゴンゾーラ

レシピ ペンネ・ゴルゴンゾーラ

コッテリとしたイメージ、そしてゴルゴンゾーラチーズのクセが苦手な方にも食べて頂けるレシピに仕上げてます♪

材料(4人分)

・ペンネ
・・・200g
・ゴルゴンゾーラチーズ
・・・80g
・牛乳
・・・80g
・生クリーム
・・・160g
・パルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)
・・・小2
・ニンニク
・・・2片
・バター
・・・20g
・塩コショウ
・・・適宜
・ローストしたクルミ
・・・適宜

作り方

  • 1
    大き目の鍋に湯を沸かし、水量の1.5%の塩を入れたらペンネを茹でる。袋に書いてある表示時刻の30秒~1分前にタイマーをセットしておく。
  • 2
    ゴルゴンゾーラは粗目で良いので、解しておく。にんにくは皮を剝き潰しておく。
  • 3
    フライパンにバター・ニンニクを入れて弱火でサッと香り出しをする。バターが焦げない内に牛乳・生クリーム・②のゴルゴンゾーラを入れて、木べらでチーズを潰しながら混ぜる。
  • 4
    ③のフライパンの生クリーム等からフツフツとした小さな泡が出てトロミが出て来たら、火を消し、パルミジャーノを加え塩コショウで味を整える。
  • 5
    茹で上がって水気を切ったペンネを④に加えてサッと和えて完成。盛り付けの時はニンニクを外す。

コツ・ポイント

・今回、玉ねぎなどのお野菜を入れて無い為、食感を楽しむ為に「ローストしたクルミ」を仕上げにパラパラと上に振り掛けてます。 お好みですので、無くても大丈夫です! ・もし玉ねぎを入れる場合は、微塵切りにしてバターでしんなりとするまで炒めてから、牛乳・生クリーム・ゴルゴンゾーラを加えてあげて下さい☆ ・ペンネは茹で上がる時間が、普通のパスタ(スパゲッティなど)より長めです。 ・スパゲッティなど通常のパスタは表示時刻の1分前にタイマーをセットしますが、ペンネは余熱で柔らかくなりにくいので、表示時刻の30秒前位にタイマーをセットしておいて大丈夫です! ・ゴルゴンゾーラソースを作り始めるタイミングは、ペンネが茹で上がる5、6分前から逆算して、そこから作り始めるとちょうど良いです。
火は弱火で保ってあげて下さいね!

生クリームなどは直ぐに煮立ち易いので、気を付けて下さい!!

軽くフツフツと泡が出れればOKです。

レシピ④の部分です。
パスタソースが出来上がってる状態なので、軽く合えるだけで!!

煮詰め過ぎない様に気を付けて下さいね(*^^*)

塩コショウで味を整える時は、塩はホント少しにしないとしょっぱく感じるのでご注意を!
コショウは「ブラックペッパー」がオススメです♪

今回のパスタソースに限らず、パスタがパスタソースより早く仕上がるのはNG!

同時に仕上がるのがベストですが、それが難しい場合は先にパスタソースを仕上げておきましょう☆

レシピ⑤の部分です。

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レシピ・ジャガイモのロースト・ローズマリー風味

 

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