はじめに
12月の旬の食材
12月の旬の食材について
レシピ・「カボチャのジューシーグラタン」
レシピ カボチャのジューシーグラタン
材料(4人分)
- カボチャ・・・400g
- ジャガイモ・・・240g
- 玉ねぎ・・・120g
- ニンニク・・・2片
- 合挽き肉・・・260g
- モッツァレラチーズ・・・160g
- パルミジャーノレッジャーノ・・・適宜
- 牛乳・・・260g
- コンソメ・・・小2
- ナツメグ・・・適宜
- 小麦粉・・・小1+1/3
- バター・・・8g
- オリーブオイル・・・2+2/3
- 塩コショウ・・・適宜
作り方
- 1玉ねぎの皮を剥き、微塵切りにする。カボチャはワタと種部分をスプーンを使って取り除いたら、少し大きめのブロックに切り分け皮をピーラーで剥く。その後2センチ弱の大きさに切り分ける。ジャガイモはピーラーで芽を取り除いたら皮を剥き、2センチ弱に切り水にさらしておく。モッツァレラチーズはキッチンペーパーで水気を良く拭いたら薄切りにしておく。
- 2ジャガイモの水気を切ってキッチンペーパーで水気を拭き取る。カボチャを耐熱容器に入れたら、ふんわりとラップを掛けて600wのレンジで30秒掛ける。30秒経ったらジャガイモも同様にしてレンジに入れて、カボチャもそのまま引き続き600w2分でレンジに掛ける。
- 3ニンニクの皮を剥いて潰して中の芯を取り除いておく。フライパンにニンニク・オイルを入れてじっくりと弱火で香り出しする。ニンニクから香りが出て来たら、玉ねぎを入れてじっくりとしんなりするまで炒める。
- 4③の玉ねぎがしんなりしたら、ひき肉を入れて弱火でじっくり炒める。肉から水分が出切って蒸発したら、レンチンしたカボチャ・ジャガイモを加えて1、2分程軽く炒めて軽く塩コショウする。その後、小麦粉を加えて粉っぽさが無くなるまで良く炒める。
- 5④の粉が無くなったら、牛乳・コンソメ・ナツメグを加えて水分がほぼ無くなるまで混ぜる。味を見て塩コショウで整える。
- 6耐熱皿(またはグラタン皿)の全面にバターを塗っておく。余ったバターは④のフライパンに加えて余熱で溶かし混ぜておく。
- 7⑥の皿に⑤を敷き詰め、その上にモッツァレラチーズを全体的に敷き詰めたらパルミジャーノ・パン粉を乗せる。240℃に余熱しておいたオーブンで7、8分程焼き色が付き・チーズが溶けるまで焼いて完成。
コツ・ポイント
・カボチャとジャガイモのレンジに掛ける時間は、それぞれ2分半・2分なので、先にカボチャを入れてから途中ジャガイモを加えてレンチンしましょう☆
・ナツメグは風味付けのアクセントになるので、少し多い位に加えてあげましょう^ - ^
作り方のポイント
玉ねぎを投入した所です。
次のページの玉ねぎをしんなりさせた所と比較した方が分かり易いと思うので載せました^ - ^
この玉ねぎを炒める際、死角で自分側のフライパン部分の側面に付いた玉ねぎを焦がしてしまいがちなので、ここも見落とさずにちゃんと炒めてあげましょう☆
また、玉ねぎを炒めていると、水分がどんどん無くなり焦げ易くなります。
ですので、玉ねぎから「チリチリ」とした音がして来たら、フライパンを一旦火から外してフライパン温度を下げてから火元に戻してあげましょう!!
これは、だんだん炒めるにつれて玉ねぎからの水分がなくなった時にする音なので、目で確認する事はもちろんですが、耳でも注意ながらし意識しておきましょう!
そうする事で、玉ねぎを焦がさずにじっくりと炒める事が出来ますよ^ - ^
オススメのワイン☆
レシピ・「自然な甘みがギュ~っと詰まったカボチャのポタージュ」
レシピ カボチャのポタージュ
カボチャの自然な甘みを生かしたポタージュです☆
温かいバージョンでも善し!
冷製バージョンでも美味しいですよ♪
普段の食卓ではもちろん、パーティーなどにも大変重宝し喜ばれるお品・・・☆
材料(4人分(一人頭:約75ccの出来上がり))
- カボチャ・・・160g
- 玉ねぎ・・・60g
- 牛乳・・・140g
- 生クリーム・・・60g
- バター・・・20g
- カルダモン・・・適宜
- シナモン・・・適宜
- 塩コショウ・・・適宜
作り方
- 1玉ねぎは皮を剥き、微塵切りにする。カボチャはタネとワタをスプーンを使ってくり抜く。その後、既に半等分のカボチャならば4等分位に切り分け、ピーラーで皮を剥く。そこから一口大に切り分けていく。
- 2カボチャをサッと水にくぐらせてから耐熱容器に敷き並べ、ラップをふんわりと掛けて600w・2分半でレンジに掛ける。
- 3フライパンにバターを入れて溶けて来たら、①の玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める。その後②のカボチャを加えて木べらで潰しながら炒め、軽く塩コショウする。
- 4③の粗熱が取れたら、ミキサーに牛乳と一緒に掛けて滑らかになるまで攪拌する。
- 5④のミキサーに掛けたものを②のフライパンに戻し入れて、生クリームを加え弱火で火に掛ける。軽くフツフツして来たら、塩コショウ・カルダモン・シナモンを軽くを加えて味を整え完成。
コツ・ポイント
・玉ねぎは甘みを引き出す為に、しんなりするまでじっくりと炒める事が大事です☆
・カボチャも玉ねぎもじっくりと時間を掛けて加熱してあげると、更に甘味・旨みが増します!
作り方のポイント
おまけレシピ・「カボチャのパンプディング」
レシピ おまけレシピ・カボチャのパンプディング
実は、今期の私のお料理教室では「カボチャ」をテーマに、前菜~メイン料理までカボチャ料理をお伝えして来ました。
お料理以外のスイーツでも、カボチャの自然な甘みを引き出した簡単且つ美味しいものを作りたくて試みたこのレシピ☆
甘過ぎずに、「上品な甘み・風味」を楽しんで頂ける様なレシピに仕上げてます!
材料(4人分・ココット皿使用)
- カボチャ・・・120g
- 食パン(8枚切り使用)・・・2枚
- 牛乳・・・180g
- 生クリーム・・・40g
- 卵・・・2個(52~60g内)
- バニラエッセンス・・・適宜
- シナモン・・・少々
- カルダモン・・・少々
- 砂糖・・・25g
- はちみつ・・・大1
- バター・・・10g
- 塩・・・適宜
- クルミ・・・お好みで
- 粉糖・・・お好みで
作り方
- 1カボチャを一口大より大きめに切り分けたら、ピーラーで皮を剝き一口大に切る。卵はよく溶き解し混ぜておく。パンは真ん中に16等分に切り分けておく。クルミは5ミリ角位に切っておく。
- 2①のカボチャをサッと水にくぐらせたら、耐熱皿に重ならない様に並べラップをふんわりと掛ける。レンジで600w2分半掛ける。掛け終わったら、2、3分程ラップを掛けたまま蒸らす。
- 3②と半量の牛乳をミキサーに入れて滑らかになるまで撹拌する。滑らかになったら残りの牛乳を入れる。
- 4鍋に③・砂糖・シナモン・カルダモン・はちみつを入れて弱火で砂糖が溶ける状態まで軽く温める。その後バニラエッセンス・①の卵を入れて良く混ぜる。
- 5ボールの上に持ち手つきのザルを乗せ、その上から④の液を流し入れて漉す。ココット皿の内部全面にバターを薄くこすり付ける。残ったバターを12欠片分切り分けておく。
- 6⑤のココット皿に①のパンを1段当たり4個ずつ詰め、2段に重ねる。その上から静かに⑤のカボチャ液を流し入れる。3か所に散らして⑤のバターを乗せ、クルミを上部真ん中に乗せる。
- 7180℃に予熱しておいたオーブンに入れ15分焼き、その後ココット皿の位置を変えて更に同じ温度で15分焼き上げる。表面に焼き色が付いたら取り出し、粉糖を薄く振って完成。
コツ・ポイント
・6枚切りのパンでも良いですが、カボチャを使ったパンプディングなので腹持ちが良い為、8枚切りのパンで十分かと思います☆
・カボチャの量をレシピ以上に多く入れると、かなりモッタリとしたヘビー感が出るのでご注意を!!
・お味はほんのりと甘みのあるお味に仕上げてます。甘みを少し抑えたい方は、ハチミツの量を「大1」→「大1/2」に変更してみて下さい。
・お砂糖は、コクのある「三温糖」を使用してます。
もし、スッキリとした甘みが良い方は「グラニュー糖」をオススメします。
・レシピ③の部分で一気に牛乳をミキサーに加えないのは、水分量が多いとカボチャがちゃんと滑らかになりにくくなる可能性があるから。
なので、ちゃんと滑らかになってから残り半量の牛乳を加えてあげましょう!
付り方のポイント
オリーブオイルについて
エクストラバージンオイルとピュアオリーブオイルについて
創刊号の10月号に、ちょこっと「オリーブオイル」の選び方等記載しましたが、今回はもう少し掘り下げてご説明しますね☆
オリーブオイルは、飲むオイルと呼ばれてる程栄養価が高いんですよ♪
先ずは、オリーブオイルの種類について‥(*^^*)
(オリーブオイルの種類)
・バージンオイル
・オリーブオイル
・精製オリーブオイル
と種別されます。
その中から更に枝分かれして、
①バージンオイル→エクストラバージンオイル
②オリーブオイル→ピュアオイル
③精製オリーブオイル→ポマースオイル
と大まかに3種類区分されます!
皆さん、エクストラバージンオイルやピュアオイルはご存知かと思います(*^^*)
スーパーやデパートなどで売られてますよね!
更に掘り下げて‥それぞれのオイルのご説明を‥☆
【エクストラバージンオイルについて】
このエクストラバージンオイルは、味や香り・酸度が決められた一定以上の基準を満たしたオイルの事を言います。
また、このオイルはオリーブの実のみを使って絞った天然のオイルです!
ですので、飲むオイルと呼ばれてます(*^^*)
(効果について)
エクストラバージンオイルには、「オレイン酸」や「ビタミンE」「ポリフェノール」などが多く含まれてます!
先ず、オレイン酸はダイエット効果や女性には特に嬉しい美肌効果やアンチエイジング効果が有ります(*^^*)
具体的な美肌効果は、「シミ」「シワ」「ニキビ」「たるみ」など。
アンチエイジング効果は、加齢による身体などの錆付きを防いでくれる「抗酸化作用」です。
(使用方法について)
エクストラバージンオイルは、加熱してももちろん大丈夫ですが、他のピュアオイルなどに比べると断然に香りが豊かです。
そして、お値段もピュアオイルなどに比べると断然に高価なので、加熱するのはコスパ的に良くないです。
なので、調理の際に加熱に使うよりも「仕上げ用の調味料の1つ」として生食で使う事をオススメします☆
【ピュアオイルについて】
エクストラバージンオイルと同様に、スーパーなどで見掛けるオイルです。
このピュアオイルは、品質差があるオイルを混ぜてから精製して、風味付けにエクストラバージンオイルを加えたオイルです。
精製してあるので、エクストラバージンオイルに比べると断然に味が安定していてクセが無いのも特徴です。
(酸度について)
ピュアオイルは酸度が1.0と、エクストラバージンオイルに比べると数値が高いです。
(使用方法について)
ピュアオイルは高温に強いので、加熱向きです。
例えば、フリットなどの「揚げ油」、そしてパスタやソテーなどの「加熱調理する時」に使います。
レシピ・「ミラノ風カツレツ」
レシピ ミラノ風カツレツ
・イタリア料理で最も有名な肉料理の一つです。
・本来、仔牛肉で作りますが、ご家庭では色々と難しいと思うので今回は厚切りロース肉で作ります☆
・食べる際は、レモンを絞って召し上がって下さいね^ - ^
材料(4人分)
- 厚切り豚ロース肉・・・4枚
- 卵・・・2個
- パルミジャーノ・レッジャーノ・・・小2
- パン粉・・・80g
- オリーブオイル・・・小1+1/3
- オリーブオイル(揚げる用)・・・適宜
- 塩コショウ・・・適宜
- カットしたレモン・・・4個
作り方
- 1パン粉はすり鉢で細かく摩り下ろす。卵は菜箸でよく溶き解し混ぜておく。パルミジャーノは摩り下ろす。卵液にパルミジャーノ・オイル・軽く塩を混ぜ入れよく混ぜておく。
- 2肉をまな板に置き筋切りした後、パン粉を肉の両面に軽くまぶしてから肉叩き(麺棒)を使って中心部から外側に向かって5、6ミリの厚さに叩き伸ばす。その後形を綺麗に形成したら、片面に塩コショウする。
- 3①の卵液に肉全体にまぶし付けてから、パン粉にくぐらせる。形を整えながらパン粉を全面に馴染ませる。
- 4肉の表面になる方に、包丁の背を使って2センチ程の格子状に模様を付ける。
- 5フライパンに多めのオイルを入れて、格子状に模様が付いてる表面を下にして焼く。火は強めの中火にする。
- 6表面に焼き色が付いたらひっくり返し、裏面も色よく焼き上げる。
- 7焼き上がったら、キッチンペーパーで油を切ってから皿に盛る。切ったレモンを添えて完成。
コツ・ポイント
・パン粉は細かく摩り下ろしましょう!
・肉は、今回とんかつ用などの厚切りの豚ロース肉を使用しましたが、「豚肩ロース肉」「牛ヒレ肉」「牛ロース肉」「牛骨付き肉」などを使用しても良いです☆
(上記にも記しましたが、本来は「仔牛の骨付きロース肉」を使用します(^^))
作り方のポイント
私のオススメ調理器具
前号から始まったこのシリーズ、今回は「チーズグレーター(グレイター)」です(^-^)
ちなみに、グレーターとは「おろし器」の事(*^_^*)
チーズは、市販で売られてる様な既に削られた物よりも、調理する直前に摩り下ろした物の方が香りが高く美味しいです☆
例えば、イタリアンでよく調理に使う「パルミジャーノ・レッジャーノ」や「グラナパダーノ」などなど‥。
100均でも縦長のシンプルなグレーターでも十分ですが、これは少量のチーズを摩り下ろす時には便利です。
このグレーターは、ローラー式でハンドルをグルグル回すと簡単に摩り下ろせるので、大量のチーズを摩り下ろす時にとっても便利ですよ♪
以前我が家や私のお料理教室で同じくローラー式のステンレス製のグレーターを使ってました。
そちらは耐久性があり安価でしたが、チーズを削ってる時にローラー部分の隙間から、どんどんと小さくなってくチーズがポロポロと落ちてしまってました・・・((+_+))
ですが、こちらはプラスチック製でありながらしっかりとした作りなので、よっぽどの怪力出ない限り壊れる事は無さそうです!
そして、以前のグレーターで大きな悩みだった「細かいチーズのこぼれ落ち」は、こちらの商品には心配無用!!
ローラーと本体とがピッタリとフィットしてるので、落ちる心配も無くなった為生徒さん方にも大変好評です♪
また、今回ご紹介したグレーターは「細かく削る用」「粗く削る用」と2種類の替刃が付いてます。
付いてないタイプの方は、もう少し安価に購入出来ます。
お家で普通に使われるならば、後者の方で十分ですよ☆
メーカー:フィスラー
定価:5940円
レシピ・私の料理教室でも大人気!!「モッツァレラチーズの塩麹風味」
レシピ 超簡単!!パーティーにも使えるモッツァレラチーズの塩麹風味
材料(3~4人分)
- モッツァレラチーズ・・・1個
- 塩麹・・・50g
- ブラックペッパー・・・適宜
作り方
- 1モッツァレラチーズの水気をキッチンペーパーで良く拭き取る。大きめにラップを切り取っておく。
- 2ラップの真ん中に塩麴を置き、スプーンの腹を使ってモッツァレラチーズの3倍程の大きさの円になる様均一に伸ばす。そこにモッツァレラチーズを乗せる。
- 3ラップの角を対角部分を2か所摘み取んだらもう2か所も摘まみ、モッツァレラチーズの上部に塩麹が馴染んでない箇所も馴染ませる。その後ラップの先をよじり、きっちりと塩麴がモッツァレラチーズに密着する様に包む。冷蔵庫で1晩寝かせておく。
- 41晩経ったら、まな板の上にラップを広げ、塩麹が少しモッツァレラチーズに付いてる状態で6、7ミリ幅に輪切りにする。
- 5皿にチーズを並べたら、上からブラックペッパーを振り掛けて完成。
コツ・ポイント
・塩麹は塩分が高いものだと、仕上がりが塩辛くなってしまいます。ご使用前に一旦舐めて味をご確認頂いてからをオススメします☆
・出来れば、塩麹のパッケージに書かれている塩分(ナトリウム)が3.5%位までのものが良いです。。
・もしその様な塩麹が無い場合は、甘酒を作る際の「甘麹」を塩麹と混ぜて、少しほんのりとした自然な甘みを感じられる位までの味加減にされてからご使用頂くと良いです!!
・モッツァレラはちゃんと水気をキッチンペーパーで拭き取ってあげましょう!
・召上る時、ブラックペッパーを挽いてあげる事をオススメします!
そうする事で、お味にアクセントが出てより一層風味豊かで更に美味しくなります☆
・ブラックペッパーを強調したい場合は、水気を拭き取ったモッツァレラの全面に予めブラックペッパーをまぶしてから、塩麹をまぶし、更に召上る時にカットしたモッツァレラに振り掛けても美味しいです♪
作り方のポイント
今回を振り返って
次回のお知らせ
著者プロフィール
【奥付き】
ミイル先生マガジン
ハッピーになるイタリアン 2016年12月号
2016年(平成28年)12月22日 電子書籍発行
著 者 田川玞実
©2016 Fumi Tagawa
発行者 ミイル株式会社 代表取締役 高階 匡史
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