2017年4月24日 更新

kei's #ときめきlab 8月号

お料理初心者でも安心!基本的な料理のテクニック&科学的な料理ポイントでおもわずときめくお料理を作れるようになろう!フードプレゼンターkeiが丁寧に伝授します!(2ページ目)

 ~ はじめに ~

最近の僕のオススメを紹介します! - その① -
SNSで話題のチーズフォンデュトーストって知ってる?^_^厚切...りの食パンに切れ目を入れてチーズを入れてトーストするだけなんだ。本当に美味しいから試してみよう!
最近の僕のオススメ - その② - ついに発見!?
噂のハーゲンハート!って知ってる?あのハーゲンダッツから偶然とされる確率でできる模様のことで蓋を取って紙を剥がしたときにこのハートの模様を発見できたらとってもラッキーなことが起こるとか!?今回偶然にも発見したから皆さんにも幸せのお裾分け♡
最近の僕のオススメ -その③- 実は単身NYへ行ってきました!
Was So Amazing!!!!!!!
実は、この歳にして、人生初海外だったんだ。もうそれはなにもかも新鮮で刺激的な旅だったよ!食べ物もそれなりにデカくて…それは僕のマイページをみてみてね!

 LESSON 1 ・・・ 『煮る』の基本

★実習生★
ミル子・・・食べるの大〜好き、でも手先はぶきっちょ。長らく自炊をなんとなくさけてやり過ごしてきたが結婚をひかえ基本の基からk e i先生のもとで学ぶことに・・創刊号では、「炒める」「茹でる」「焼く」「揚げる」の基本を教わりました。
レッスン1: 煮物
ミル子: k e i先生!今月もどうぞよろしくお願いします〜!先月教えてもらったテクニックでちょっとだけ自信がつきました!

k e i 先生:それはよかった!料理はやればやるほど上達するから練習あるのみだね!今月もまた基本的なことを重点的に教えていくよ。

ミル子:よろしくお願いします★今月は何を教えてくれるんですか?

k e i 先生: 今月のレッスン1は「煮る」の基本。ミル子ちゃん煮物は好き?

ミル子:もちろん大好きです!口に入れた時にジュわ〜っと広がる煮物・・あぁもうお腹すいてきちゃった。

k e i 先生:そうそう!美味しいよね!その"美味しい煮物"には、基本の工程に深い秘密があるんだよ。

今回は、基本中の基本なのに扱いが難しい根菜類を使ってときめく煮物を作ろう!

ただ煮ればいいってもんじゃない。 味をしっかりしみ込ませて荷崩れさせないときめき科学があるからその工程を僕がしっかり教えるよ!

ミル子:よろしくお願いします!がんばるぞー!

 ◇味をしっかりしみ込ませて荷崩れしない!煮物を作ろう

根菜の煮物:材料 
k e i 先生:今回使う材料はコレ!
・大根-1/3本 ・人参-1本 ・新じゃがいも-2個
■調味料
・A 水-約500cc(鍋に入れたとき具材がひたひたぐらい)  
・A 醤油-大さじ2 ・A みりん-大さじ1
・A 砂糖-大さじ1・A 料理酒-大さじ1
・A ごま油-大さじ1
まずは大根の面取り
k e i 先生:大根は皮を剥くんだけど先に角の面を取ろう!前回もやったよね!

ミル子:おぼえてます!この行程をいれることでピーラーの引っかかりを作ってよりキレイに皮を剥くことができるんですよね!

k e i 先生:その通り!この一手間はぜひ毎回必ずやってクセにしちゃおう!
皮はピーラーをつかって
k e i 先生:桂剥き!なんて荒技はできない人が多いからここではピーラーをつかって剥こう。ただし、大根は皮が厚いから2周くらい剥くようにね。

ミル子:初心者は無理せずピーラーで!その分丁寧に・・・2周剥きました!

4等分に切る
k e i 先生:剥いたら4等分に切ろう。正直食べやすい大きさでも構わないけど、こっちの方が大根の味がしみ込んでるのが分かりやすくていいかもね

ミル子:あんまり小さく切っちゃうと煮崩れしやすくなりそうなので最初は四等分にしときます・・・
新じゃがなら皮ごと
k e i 先生:じゃがいもは今回皮ごと新じゃがを使います!先ずは芽を取り除いて!ソラニンという毒があるからね。

ミル子:皮ごといいんですね!

k e i 先生:そうそう!新じゃがは皮も柔らかく薄いので食べたときに違和感がないし、むしろ風味や旨味も活かせるんだよ。

ミル子:なるほど・・それなら確かに新じゃがで作りたくなる!

k e i 先生:人参は皮を同じくピーラーでさっと剥いて

k e i 先生:乱切りにしよう!
乱切りとはまわしながら不規則に切る切り方で牛蒡のときや胡瓜のときによく使う切り方だよ!切り口がたくさんできて火が通りやすくなるんだ。

ミル子:なるほど!切り方にもちゃんと理由があるのでおもしろいですよね〜・・・!転がしながら・・・ですね!

k e i 先生:これで基本の材料は切れたのでさっそく煮てみよう。ということでそろそろあのお時間かな・・・

ミル子:あっ・・・今月号初ですね!
k e i 先生:ここからがときめき科学ポイント!
お米のとぎ汁を投入!
ミル子:で、でた〜!・・・え!?お米のとぎ汁??

k e i 先生:そうなんだよ!ここでお米のとぎ汁を使うよ! 煮物はごはんとの相性抜群なので先にお米を仕込んでおいて、お米1合分 のとぎ汁を用意しておくとスムーズだね!

ミル子:確かに煮物と白米のコンビネーション最高ですけど・・・このお米のとぎ汁、何に使うんですか?
下茹で
k e i 先生:切った野菜を全てこのお米のとぎ汁で下茹でするんだ。
根菜類達に含まれているデンプン分解酵素(ジラスターゼ)とお米のとぎ汁に含まれているでんぷんが一緒になることで、でんぷんが糖分に変化し苦み(エグみ)を取り除いたり、味が染みやすく荷崩れ防止にもなるという効果もあるんだよ。

ミル子:な、なるほど!お米と煮物の相性はこの時点から抜群というわけですか・・・・・

k e i 先生:その通り!
k e i 先生:ここでは中火で約15分くらい茹でよう。竹串で刺したときに軽く通るくらいかな。あ、上に浮いてる灰汁は取り除いてね!

ミル子:は〜い。灰汁取り用の編み目のおたまを使うと上手にとれますね!
k e i 先生:ちゃんと灰汁をとることで料理の味がすっきり整うのでめんどくさがらずにやるようにしよう!
k e i 先生:15分程煮たら、一度茹で汁を切ってザルにあけて、また鍋に戻し、Aの調味料を全ていれよう。

ミル子: 水は具材のひたひたくらいで・・・あとは 醤油大さじ2 杯、 みりん大さじ1、 砂糖大さじ1 、 料理酒 大さじ1 、 ごま油 大さじ1 ですね!

k e i 先生:一度沸騰させたら弱火にして蓋をしよう。ここから約30分くらい煮込む。下茹でしてあるから時短にもつながるんだよ。 あ、ときたま優しく混ぜようね。

ミル子:確かに、時短!意外と簡単にできちゃうんですね・・煮物ってもっと複雑な行程があるイメージでした。
k e i 先生:コツをつかめばどんどん早く作れるようになると思うよ!

さて30分煮込んだ後はこんな感じ!

ミル子:わ〜いいにおい!調味料もしっかりしみ込んでる〜!
できあがり!
【美味しい煮物のときめきポイントまとめ】

お米1合分のとぎ汁を使って下茹でする

下茹では具材にかるく通るくらいまで

弱火でコトコトたまに優しくかき混ぜること。

レシピ ときめき科学根菜の煮物

材料(2人前)

大根
1/3本
人参
1本
新じゃがいも
2個
■調味料 A
約500cc
醤油
大さじ2
みりん
大さじ1
砂糖
大さじ1
料理酒
大さじ1
ごま油
大さじ1

作り方

  • 1
    大根を四等分、人参はいちょう切りに、じゃがいもは皮付きでそれぞれ切る
  • 2
    あらかじめ用意しておいたお米のとぎ汁で①の野菜を中火で15分下茹でする
  • 3
    下茹でが終わったら、一度茹で汁を切り、調味料Aをすべていれる。このとき水は野菜がかぶるひたひたぐらいの量
  • 4
    一度沸騰させたら弱火にして30分煮込み、ときたま優しくかき混ぜる。

コツ・ポイント

下茹では具材にかるく通るくらいまで 、調味料を入れて煮込む際にときたまやさしくかき混ぜる。

 LESSON 2 ・・・ 『混ぜる』の基本

レッスン2 :ポテトサラダ
ミル子: k e i先生〜!次は「混ぜる」の基本ですか・・・
お料理本をみていると「さっくり混ぜる」とか「潰しながら混ぜる」とか同じ混ぜるでも色々ありますよね・・・

k e i 先生:その通り!料理にあわせた混ぜ方も重要なんだ!
今回"混ぜ方"をおさえつつ美味しいポテトサラダの作り方を教えるよ。

そもそもポテトサラダにはいろんな作り方があるんだけど、ミルコちゃんはポテトサラダを作るときはじゃがいもは蒸す?それとも茹でる?

ミル子:前に調理実習で作ったときは茹でてたような…

k e i 先生:茹でる派ね!ちなみに今回教える方法は茹でるでも、蒸すでもない、簡単に美味しくできる方法だからミル子ちゃんみたいな初心者さん向けだよ!

 ◇時短&ほっくり美味しいポテトサラダを作ろう

ポテトサラダ: 材料
・じゃがいも 3個    ・玉ねぎ   1/2個
・人参    1/2本分 ・ブロッコリー(茹で)適宜
■調味料
・マヨネーズ  100g  ・プレーンヨーグルト 50g
・塩、胡椒    適宜  ・中濃ソース   大さじ1
じゃがいもの芽をとる
k e i 先生:レッスン1でもでてきたようにじゃがいもは、必ず芽を取り除こう!ソラニンという毒があるからね。

ちなみにピーラーには大体芽取り用の突起が刃の横についているので活用しよう!

ミル子:これなら包丁になれていなくても簡単ですね!
玉ねぎは薄切り
k e i 先生:玉ねぎは薄くスライスしよう!ゆっくりでいいから厚さを均等にね。

ミル子:kei先生〜薄切りのコツってなんですか?

k e i 先生:厚さが何ミリなのか考えながら切ること、ポイントは2mm幅を意識しながら包丁をまっすぐにゆっくり入れていくんだ。
人参はいちょう切り
k e i 先生:人参はいちょう切りで!
ヘタを切って、
面を取ってピーラーで剥いて、
1/2本分いちょう切りにする。

いちょう切りは色んなシーンでとてもよく出てくる切り方なので押さえておこう!
ミル子:よし全部切れました!

k e i 先生:オーケー!じゃあそれぞれをラップで包んで!

ミル子:あれ?ラップですか?

k e i 先生:そう、ここからが・・・
k e i 先生:ときめき科学ポイント!
k e i 先生:冒頭でいったように【茹でる】でもなく、【蒸す】でもない!
電子レンジで加熱させます!
ミル子:チンしちゃうんですか?!

k e i 先生:茹でると栄養素が失われて、旨味も逃げる。蒸すとなると手間も掛かるし、蒸し器なんて持ってない。 そんな時は電子レンジで加熱させる。
実は電子レンジは、マイクロ波で全体にムラなく加熱できるし、ラップしてあるので熱伝導もよく、時短で 済むのに栄養素も失われにくんだ。

ミル子:そうなんだ!電子レンジでポテサラ作れちゃうなんて驚き!
k e i 先生:さらに!今回一緒に玉ねぎと人参も一緒に加熱させることで苦みと辛み成分である硫化アリルを飛ばす効果もあるんだよ。
よく塩揉みして同じ効果を狙う作り方もあるけど、加熱させることで甘みが出るから、美味しいポテトサラダができるんだよ!

ミル子:時短だし、美味しくなるし、ですね!

k e i 先生:電子レンジ600wで約8分〜10分くらいで、じゃがいもに火が通るまで加熱させます。 このとき、途中の3分くらいで玉ねぎと人参は十分に加熱されるから取り出そう。
k e i 先生:じゃがいもを竹串で刺してみて火が通ったら取り出して皮を剥こう。すごく熱いから場合によってはふきんとか使いながらやってね! この手間ですごく美味しいポテトサラダができるんだ。

ミル子:あれ、kei先生そういえばじゃがいもは芽をとるときになんで皮まで剥かなかったんですか?


k e i 先生:良い質問!皮を剥いた状態で加熱したら、旨味と水分が放出してじゃがいもも収縮してしまって、美味しくならないんだよ!

じゃがいもを電子レンジで過熱するときのポイントだね!
k e i 先生:皮をきれいに剥いたら食べやすい大きさに切って… 手鍋に移して弱火で過熱して粉ふき(こふき)にしよう!

ミル子:水分を飛ばすんですね!あ、じゃがいもが毛羽立ってきた!

k e i 先生:こうすることでほっくりとしたポテトサラダができるんだ。
k e i 先生:バットに移して熱いうちに塩、胡椒をお好み適量で!そしてしっかり冷まそう!じゃないとあとで調味料と混ぜたとき分離してしまうからね。

ミル子:バットだと均等に並べられてはやく冷やせそうですね。
k e i 先生:ボウルにマヨネーズ、プレーンヨーグルト、を良く混ぜて。
k e i 先生:そして2度目のときめき科学ポイント!
k e i 先生:ここからが混ぜ方のポイント!まずは潰すように混ぜて・・・

下からすくい上げるように混ぜます。
これを5回くらい繰り返す。
こうすることで味が均等に混ざり素早くまぜることができるんだ。
はい、できあがり!
k e i 先生:ブロッコリーを細かくちぎって散らして中濃ソースをかけて召し上がれ

中濃ソース…これは僕流なんだけど、めちゃくちゃ美味しいので試してみて!

ミル子:彩りもキレイ!あっという間にできちゃいましたね!

【美味しい煮物のときめきポイントまとめ】

①茹でる、でも蒸す、でもなく電子レンジで加熱して美味しく時短!

②具材は熱いうちに下味をつけてしっかり冷ますこと。

③じゃがいもを潰すようにまぜてから下からすくいあげるように混ぜる。



レシピ ときめき科学 電子レンジで作るポテトサラダ

材料(2人前)

じゃがいも
3個
玉ねぎ
1/2個
人参
1/2本分
ブロッコリー(茹で)適宜
調味料
マヨネーズ
100g
プレーンヨーグルト
50g
塩、胡椒
適宜
中濃ソース
大さじ1

作り方

  • 1
    じゃがいもは芽をとり、玉ねぎは薄切り、にんじんはいちょう切りする
  • 2
    ①で切った野菜をラップに包み600wで約8分〜10分くらいじゃがいもに火が通るまで加熱させる。 3分くらいで玉ねぎと人参は十分に加熱されるので途中で取り出す
  • 3
    じゃがいもは皮をきれいに剥いたら食べやすい大きさに切り手鍋に移して弱火で過熱して粉ふき(こふき)にする
  • 4
    ボウルにマヨネーズ、プレーンヨーグルトをいれ良く混ぜて、十分に冷ました過熱済みの①をいれて最初はつぶすように、つぶれてきたらすくいあげるように混ぜて完成!

コツ・ポイント

レンジで過熱した野菜はしっかりと冷ましてから混ぜ合わせること。

 LESSON3・・・『混ぜる』の基本その2 

レッスン3 : ペペロンチーノ
k e i 先生 : さぁレッスン3は簡単に作れるけど奥が深い、パスタの科学についてだよ!

ミル子:あれ、ここでパスタですか?

kei先生:そう、レッスン2で教えた「混ぜる」の基本が、パスタにはとても重要なんだ!
パスタは混ぜ方が命だから今回の基本をしっかり押さえれば美味しいパスタが作れるようになって喜ばれること間違いなし!

ミル子:なるほど!オイルやソースとよく絡まっているパスタって美味しいですもんね!

kei先生:パスタはパスタでもまず今回伝授するのは王道「ペペロンチーノ」!ニンニクと唐辛子が効いててシンプルなのに美味しいから大好きという人も多いよね!

ミル子:私もペペロンチーノ大好き!でもこういうシンプルなパスタって味付けのバランスが難しいイメージなんだよなぁ〜・・・

k e i 先生 : 確かにお店のように作れるかというと難しい、すごく奥が深いパスタだね。なのでこれも、混ぜるのポイント、そしてパスタのときめき科学ポイントを押さえた作り方を紹介するよ!

ミル子:よろしくお願いします〜!

 ◇パスタの王道ペペロンチーノを作ろう

ペペロンチーノ:材料
材料 はこちら!
・パスタ(1.4mm) 100g
・ニンニク      1片
・鷹の爪輪切り   1本分
・オリーブオイル  大さじ2
・玉ねぎスライス  1/4個分
■調味料
・水- 3リットル  ・塩- 30g ・オリーブオイル 適宜
ニンニクをみじん切りに
k e i 先生 : ニンニクは中央立て方向から半分に切り、芽をとりだし、みじん切りにする。

大事なのはニンニクの芽を取るってこと!知ってたかな?

ミル子 : そういえばお母さんがとっているの見たことあります!

k e i 先生:この作業もじゃがいもの芽取りと同じく習慣にしよう!

なぜかと言うとフライパンでニンニクをオリーブオイルで煎ったときに焦げやすくなり、苦み、辛み、エグみの原因になるからなんだよ。

だからニンニクは旨味部分を知っておこうね!
k e i 先生:お湯3リットルに対して塩は10%!塩の意味なんだけどミル子ちゃん分かるかな?

ミル子 : え〜っと下味をつけるため・・でしたっけ?

k e i 先生:その通り!
塩は下味をつける目的と、あとはパスタにコシが加わり食感がよくなるのと、 後で分かるけどパスタを茹でてるときに浮力させて踊らせる目的があるんだ。
浮力があることでパスタ同士がくっつきにくくなるから均等に混ざるんだよ。

ミル子 : パスタが踊る・・ですか!楽しみ!

k e i 先生:そしてオリーブオイルをここでいれよう!入れる目的は、くっつきにくくなるのももちろんあるけど、パスタに艶を持たせて美味しそうな見た目にする目的もあるんだ。

ミル子 : この行程もまた、お店みたいなパスタを作るポイントですね〜!
k e i 先生:パスタを広げるように入れて
k e i 先生:5分茹でます!
よく聞くアルデンテ…なんだけど、食べた時にパスタの中心にちょっと歯ごたえが残る程度に茹で上げる方法ね。大体5分がいいところかな。

ミル子:タイマーで5分はかります!
k e i 先生:もうすぐ5分!ほらね、パスタが浮いてきて踊ってるでしょ?

ミル子:なるほど!踊るってこういうことですね!塩をちゃんと入れたからパスタが踊って、踊ることで麺がくっつかない・・・と!メモメモ!
k e i 先生:茹でてる間にフライパンにオリーブとニンニク、鷹の爪輪切りを入れてから火を中火でつけます。

温めたフライパンだとニンニクが焦げちゃって大変なことになるからね!
k e i 先生:炒めるときはフライパンを傾けて片方によせて炒めよう!その方が均等に火が通るから。

ミル子:おお〜良い香りがしてきました〜!
k e i 先生:色がついてきたらじゃなく、ニンニクの香りが出て来たら玉ねぎをいれてしんなりするまで炒めよう!

ミル子:このときも中火でいいですか?

k e i先生:そう!この時火の強さは、一定に中火で行ってね!
k e i先生:そしてここでパスタの茹で汁を入れる。


ここでときめきポイント!
k e i先生:弱火にしてフライパンに大さじ3程の茹で汁を入れ、よくかき混ぜるんだ。これを乳化と言います。

ミル子:乳化!

k e i 先生:乳化とは水と油を合わせて均一にさせることを言うんだ。

この作業をしないと美味しいソースが出来ないからしっかりやるように。

ミル子:ここで「混ぜる」の基本が活きてくるわけですね!
k e i 先生フライパンにパスタをあけたら一気に強火にしてパスタをソースに優しく絡めるだけ! 強火にすることでパスタに早く味がなじむんだ。

ミル子:強火にして、優しく!ですね!

k e i 先生:そして難しいけど、ここはかき混ぜすぎないこと!
なぜかというとパスタの表面にはでんぷん質が付いててあんまりかき混ぜすぎちゃうとパスタ本来の食感や風味を損なわれてしまう。だからここは優しく和えるだけで

ミル子:強火にして、優しく!そしてかき混ぜすぎない!

k e i 先生:そうそう!その3原則!これはオイルベースのパスタやトマトベースなどどんなパスタにも言えることだからおさえておいてね!
さあ、できあがり!
ミル子:ささっとぱぱっと美味しそうなペペロンチーノができちゃいました!やった〜!

k e i 先生:ポイントをきちんと押さえていれば簡単だし、パスタは色々なソースや具材を使ってアレンジが豊富にできるから年中たべられていいよね!

ミル子:そうですね!もっと色々なパスタ作ってみたい〜!

【美味しいパスタのときめきポイントまとめ】

①パスタを茹でる塩分濃度は茹でるお湯の量に対して10%

乳化はしっかりと弱火で混ぜ合わせる

③ソースと絡める際は優しく和えるイメージでかき混ぜすぎない!

レシピ ときめき科学パスタの王様ペペロンチーノ

材料(2人前)

パスタ(1.4mm)
100g
ニンニク
1片
鷹の爪輪切り
1本分
オリーブオイル
大さじ2
玉ねぎスライス
1/4個分
■調味料
3リットル
30g
オリーブオイル
適宜

作り方

  • 1
    玉ねぎを薄切りスライスに、ニンニクをみじん切りにする。その際焦げ付き防止のためニンニクの芽は綺麗に取っておく
  • 2
    湧かしたお湯3リットルに塩、オリーブオイルを入れパスタを5分茹でる
  • 3
    パスタを茹でている間にオリーブオイルとニンニク、鷹の爪輪切りを入れてから中火で炒め、香りが出てきたら玉ねぎを入れしんなりするまで炒める。
  • 4
    しんなりしてきたら弱火にしてフライパンに大さじ3程の茹で汁をいれ、よくかき混ぜる
  • 5
    ③に茹であがったパスタを入れ一気に強火にしてパスタをソースに優しく絡めて出来上がり!

コツ・ポイント

①パスタを茹でる塩分濃度は茹でるお湯の量に対して10% 。具材とパスタを絡める際は優しく和えるイメージでかき混ぜすぎないこと!

 簡単特別レシピ ・・・ ときめきハンバーグ

ときめきハンバーグ
彼氏に特別なレシピでご馳走してあげたい! お手軽にできるけど豪華で、みんな大好きなチーズ入りときめきハンバーグを作ってみよう!

レシピ ときめきハンバーグ

中からとろ〜っとチーズがあふれる絶品ときめきハンバーグ!玉ねぎのみじん切りはレンジを使って過熱するので初心者さんもお手軽に挑戦できます♪

材料(2人前)

材料
(2人分)
ハンバーグ
A牛挽肉
270g
A豚挽肉.
120g
A玉ねぎ
1/2個分
Aパン粉
25g
A卵.
1個
A塩
3G
A胡椒.
少々
ナチュラルチーズ
5g〜10g
小麦粉.
適宜
バター
5g
サラダ油.
大さじ1
付け合わせ
じゃがいも
1/2個
人参
1/2本
玉ねぎ
1/2個
ローズマリー
適宜

作り方

  • 1
    A玉ねぎはみじん切りにしラップで包み600wの電子レンジで2分ほど加熱させたら取り出し粗熱をとる。
  • 2
    ボウルにAを入れ粘り気がでるまで良く捏ねて形成させながら中にナチュラルチーズを詰めて包み小麦粉を薄くまぶす。
  • 3
    フライパンにサラダ油とバターを入れ中火で溶かし②を乗せて片面色がつくまで焼いたら裏返し弱火にし付け合わせの野菜と同時に焼きアルミホイルを被せて中まで火を通す。

コツ・ポイント

作り方2のところでしっかり粘り気が出るまで捏ねることでジューシーなハンバーグでできるよ。 それと、中まで火が通ったかどうかを判断するには竹串をさしてみて肉汁が赤くなく透明になってれば通ってる証拠だよ。

 来月のときめき科学は??

今月もマガジンをご覧頂きありがとうございます。
来月はよりときめき科学ポイントを押さえた料理の作り方をご紹介します!

■肉汁溢れるお店で出てくるようなハンバーグのときめき科学

■もうダマにならない!ときめきグラタン・ホワイトソースの科学

■子どもから大人まで大好きななめらかでやわらかいプリンの科学

■え!?自宅でできる?!アイスシャーベットの科学

の4つのときめき科学についてご紹介します!どうぞお楽しみに。

【著者について】
フードプレゼンター・ケイ
明治11年創業の老舗ホテル、箱根富士屋ホテルでフレンチの修行を積み退社後、ドラマ、映画、舞台などで俳優活動をしながら祐成陽子クッキングアートセミナー調理師免許、フードコーディネーター認定書を取得。
男性から女性に向けたおもてなし料理『僕の番ごはん』を始め、など様々な媒体、フードイベントで活動しているwebコラムでも話題の次世代料理男子。
【奥付き】
ミイル先生マガジン
 kei's ときめき lab 8月号
2016年(平成28年)8月8日 電子書籍発行
著 者 多田敬一
    ©2016 Keiichi Tada
発行者 ミイル株式会社 代表取締役 高階 匡史
本作品の内容を無断で複製・複写・放送・データ放送配信・転載・改ざん・公衆送信(ホームページなどに掲載することを含む)することは、固くお断りいたします。
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