2017年4月24日 更新
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kei's #ときめきlab 8月号

お料理初心者でも安心!基本的な料理のテクニック&科学的な料理ポイントでおもわずときめくお料理を作れるようになろう!フードプレゼンターkeiが丁寧に伝授します!(3ページ目)

 
k e i 先生:ときめき科学ポイント!
k e i 先生:冒頭でいったように【茹でる】でもなく、【蒸す】でもない!
電子レンジで加熱させます!
ミル子:チンしちゃうんですか?!

k e i 先生:茹でると栄養素が失われて、旨味も逃げる。蒸すとなると手間も掛かるし、蒸し器なんて持ってない。 そんな時は電子レンジで加熱させる。
実は電子レンジは、マイクロ波で全体にムラなく加熱できるし、ラップしてあるので熱伝導もよく、時短で 済むのに栄養素も失われにくんだ。

ミル子:そうなんだ!電子レンジでポテサラ作れちゃうなんて驚き!

k e i 先生:さらに!今回一緒に玉ねぎと人参も一緒に加熱させることで苦みと辛み成分である硫化アリルを飛ばす効果もあるんだよ。
よく塩揉みして同じ効果を狙う作り方もあるけど、加熱させることで甘みが出るから、美味しいポテトサラダができるんだよ!

ミル子:時短だし、美味しくなるし、ですね!

k e i 先生:電子レンジ600wで約8分〜10分くらいで、じゃがいもに火が通るまで加熱させます。 このとき、途中の3分くらいで玉ねぎと人参は十分に加熱されるから取り出そう。
k e i 先生:じゃがいもを竹串で刺してみて火が通ったら取り出して皮を剥こう。すごく熱いから場合によってはふきんとか使いながらやってね! この手間ですごく美味しいポテトサラダができるんだ。

ミル子:あれ、kei先生そういえばじゃがいもは芽をとるときになんで皮まで剥かなかったんですか?


k e i 先生:良い質問!皮を剥いた状態で加熱したら、旨味と水分が放出してじゃがいもも収縮してしまって、美味しくならないんだよ!

じゃがいもを電子レンジで過熱するときのポイントだね!
k e i 先生:皮をきれいに剥いたら食べやすい大きさに切って… 手鍋に移して弱火で過熱して粉ふき(こふき)にしよう!

ミル子:水分を飛ばすんですね!あ、じゃがいもが毛羽立ってきた!

k e i 先生:こうすることでほっくりとしたポテトサラダができるんだ。
k e i 先生:バットに移して熱いうちに塩、胡椒をお好み適量で!そしてしっかり冷まそう!じゃないとあとで調味料と混ぜたとき分離してしまうからね。

ミル子:バットだと均等に並べられてはやく冷やせそうですね。
k e i 先生:ボウルにマヨネーズ、プレーンヨーグルト、を良く混ぜて。
k e i 先生:そして2度目のときめき科学ポイント!
k e i 先生:ここからが混ぜ方のポイント!まずは潰すように混ぜて・・・
下からすくい上げるように混ぜます。
これを5回くらい繰り返す。
こうすることで味が均等に混ざり素早くまぜることができるんだ。
はい、できあがり!
k e i 先生:ブロッコリーを細かくちぎって散らして中濃ソースをかけて召し上がれ

中濃ソース…これは僕流なんだけど、めちゃくちゃ美味しいので試してみて!

ミル子:彩りもキレイ!あっという間にできちゃいましたね!

【美味しい煮物のときめきポイントまとめ】

①茹でる、でも蒸す、でもなく電子レンジで加熱して美味しく時短!

②具材は熱いうちに下味をつけてしっかり冷ますこと。

③じゃがいもを潰すようにまぜてから下からすくいあげるように混ぜる。

レシピ ときめき科学 電子レンジで作るポテトサラダ

材料(2人前)

じゃがいも
3個
玉ねぎ
1/2個
人参
1/2本分
ブロッコリー(茹で)適宜
調味料
マヨネーズ
100g
プレーンヨーグルト
50g
塩、胡椒
適宜
中濃ソース
大さじ1

作り方

  • 1
    じゃがいもは芽をとり、玉ねぎは薄切り、にんじんはいちょう切りする
  • 2
    ①で切った野菜をラップに包み600wで約8分〜10分くらいじゃがいもに火が通るまで加熱させる。 3分くらいで玉ねぎと人参は十分に加熱されるので途中で取り出す
  • 3
    じゃがいもは皮をきれいに剥いたら食べやすい大きさに切り手鍋に移して弱火で過熱して粉ふき(こふき)にする
  • 4
    ボウルにマヨネーズ、プレーンヨーグルトをいれ良く混ぜて、十分に冷ました過熱済みの①をいれて最初はつぶすように、つぶれてきたらすくいあげるように混ぜて完成!

コツ・ポイント

レンジで過熱した野菜はしっかりと冷ましてから混ぜ合わせること。

 LESSON3・・・『混ぜる』の基本その2 

レッスン3 : ペペロンチーノ
k e i 先生 : さぁレッスン3は簡単に作れるけど奥が深い、パスタの科学についてだよ!

ミル子:あれ、ここでパスタですか?

kei先生:そう、レッスン2で教えた「混ぜる」の基本が、パスタにはとても重要なんだ!
パスタは混ぜ方が命だから今回の基本をしっかり押さえれば美味しいパスタが作れるようになって喜ばれること間違いなし!

ミル子:なるほど!オイルやソースとよく絡まっているパスタって美味しいですもんね!

kei先生:パスタはパスタでもまず今回伝授するのは王道「ペペロンチーノ」!ニンニクと唐辛子が効いててシンプルなのに美味しいから大好きという人も多いよね!

ミル子:私もペペロンチーノ大好き!でもこういうシンプルなパスタって味付けのバランスが難しいイメージなんだよなぁ〜・・・

k e i 先生 : 確かにお店のように作れるかというと難しい、すごく奥が深いパスタだね。なのでこれも、混ぜるのポイント、そしてパスタのときめき科学ポイントを押さえた作り方を紹介するよ!

ミル子:よろしくお願いします〜!

 ◇パスタの王道ペペロンチーノを作ろう

ペペロンチーノ:材料
材料 はこちら!
・パスタ(1.4mm) 100g
・ニンニク      1片
・鷹の爪輪切り   1本分
・オリーブオイル  大さじ2
・玉ねぎスライス  1/4個分
■調味料
・水- 3リットル  ・塩- 30g ・オリーブオイル 適宜
ニンニクをみじん切りに
k e i 先生 : ニンニクは中央立て方向から半分に切り、芽をとりだし、みじん切りにする。

大事なのはニンニクの芽を取るってこと!知ってたかな?

ミル子 : そういえばお母さんがとっているの見たことあります!

k e i 先生:この作業もじゃがいもの芽取りと同じく習慣にしよう!

なぜかと言うとフライパンでニンニクをオリーブオイルで煎ったときに焦げやすくなり、苦み、辛み、エグみの原因になるからなんだよ。

だからニンニクは旨味部分を知っておこうね!