2015年8月18日 更新
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いい睡眠とれてる?「トリプトファン」増量レシピで快適な睡眠を。

昼間の極暑、夜の熱帯夜。毎日なんだかよく眠れていない?そんな風に思ったら、見てほしい。
睡眠ホルモン「メラトニン」を増やして、快適なよい眠りのための食材とレシピ。アナタもこれでぐっすり眠れるかも。

 

 よく眠れていますか?

昼間の極暑と夜の熱帯夜が続きますが、

みなさん、よく眠れていますか?

窓を開けっぱなしで暑くて、とか。クーラーのかけすぎで、とか。

睡眠不足になったりしていませんか?

そんなときには、ぐっすりと眠れる環境とよく眠れるための食事をしましょう!

ここでは、よい睡眠のための食事の方法をまとめてみました!

アナタも実践してみませんか?

 良い睡眠とは?

子供のころは、ぐっすり眠れたのに・・・・が口癖になっていませんか?
夜は決まった時間に眠れる状態にあり、横になったら、すんなりと眠りにつける。朝は決まった時間に

起きることができ、前日の疲れやストレスも軽減されている、と。

このような状態にある人は睡眠がよく取れている、といっていいのではないでしょうか?

では、反対に、どのような人が睡眠がよく取れていない人なのでしょうか?

 アナタのその眠り、睡眠障害ではありませんか?

眠れない・・・もしくは、夜中に目が覚めたりして熟睡できない。

そんな方はいませんか?

それはもしかしたら、「睡眠障害」かもしれませんよ。
睡眠障害は、広く睡眠に関する病気全般を指す言葉で、夜間の睡眠が障害されるもの、日中の眠気を呈するものが含まれます。

2005年に作られた睡眠障害国際分類第2版では、85の睡眠障害が取り上げられ、その原因に従って病気としての観点から、

(1)不眠症ふみんしょう、(2)睡眠関連呼吸障害、(3)過眠症かみんしょう、(4)概日リズム睡眠障害、(5)睡眠時随伴症すいみんじずいはんしょう、(6)睡眠関連運動障害、

の6つのグループに大きく分けられています。

 睡眠障害の特徴

① 不眠症(インソムニア)

 適切な時間帯に寝床で過ごす時間が確保されているにもかかわらず、夜間に就床してもよく眠ることができず、これによって日中に生活の質の低下がみられる場合に不眠症と診断されます。

② 睡眠関連呼吸障害

 睡眠関連呼吸障害は、睡眠中の呼吸障害により睡眠が質的に悪化する睡眠障害です。閉塞性睡眠時無呼吸(へいそくせいすいみんじむこきゅう)症候群がその代表です。これは、中年以降の男性に多くみられ、眠ると舌がのどをふさぎ、空気の通りが悪くなるため、ひどいいびきや呼吸停止が起こります。

③ 中枢性ちゅうすうせい過眠症

 目覚めているための神経機構が障害されるため、夜しっかり眠っていても、日中に異常な眠気におそわれる病気です。ナルコレプシー、特発性とくはつせい過眠症、反復性はんぷくせい過眠症などが中枢性過眠症の代表です。

④ 概日リズム睡眠障害

 概日リズム睡眠障害は、1日のなかで何時から何時の時間帯に睡眠をとるかという睡眠のタイミングに関連した睡眠障害です。夜勤や時差じさ地域への急速な移動など、内因性生物リズムに逆らったスケジュールで生活することよって生じる睡眠障害(時差症候群、交代勤務性睡眠障害)、内因性生物リズム自体の変調により、睡眠と覚醒のスケジュールが望ましい時間帯から慢性的にずれてしまう睡眠障害があります。

⑤ 睡眠時随伴症

 睡眠時随伴症とは、睡眠中に起こる望ましくない身体現象の総称で、正常では睡眠中に起こらないような神経活動亢進によると考えられます。
ぐっすり眠って1~2時間して、覚醒し歩き回る睡眠時遊行症すいみんじゆうこうしょう(夢中遊行むちゅうゆうこう)、この時に大声を上げて激しい恐怖を示す睡眠時驚愕症すいみんじきょうがくしょう(夜驚症やきょうしょう)などが代表的です。

⑥ 睡眠関連運動障害

 夜間睡眠中に体の余計な動きが生じることで、それが刺激になって睡眠が障害されるグループです。代表は、むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害です。
むずむず脚症候群では、下肢にむずむずした異常感覚とともに、常に脚を動かしたいという強い欲求が夕方や夜間安静時に出現します。眠ろうと寝床に入るとこうした異常感覚のために寝つけず、眠っても睡眠が安定しません。
睡眠は人間にとって、生きていく上で必要なことであり、それがきちんと出来ていないことで、

連鎖的に色々な病気を引き起こしたりするので、決して安易に考えてはいけないことですね。

一口に睡眠不足といっても、どのような原因からどういう症状なのかを見極めることも大切です。

 快適な睡眠のために

では、どのようにしたら、良い眠り、快適な睡眠が得られるのでしょうか?

~人は2つの要因により眠くなります~

① 疲れたから眠くなる。(目覚めているときに脳に疲れが溜まることで、活動が低下し、眠くなる)
② 夜になると眠くなる(体内時計によって、夜になると自然に眠くなる仕組み。
  メラトニンというホルモンが分泌されることによって、体内時計に働きかけて身体を休ませるようにします。)
この2つの要因がきちんと働けば、人間はよい眠りをしやすくなる。ということですね。

まず、①の要因を満たすには、

生活リズムをきちんとつくること!

これに尽きますね。

毎日決まった時刻に起きて、多少でも外で太陽の光を浴びすごすこと。


そして、②の要因を満たすには、

メラトニン(睡眠ホルモン)をしっかりと出せるような状態にすること。

それは、毎日の食事でも出来るのです!

 睡眠ホルモン「メラトニン」を増やす食べ物とは

実はこの睡眠ホルモンは食べ物によって、増やすことが出来るのです。

でも、ちなみに、この「メラトニン」というホルモン、体内で生成されるために、

メラトニン自体を摂取することはできません。どうするか、といえば、

メラトニンの原料である「セロトニン」というホルモンを増やす必要があり、さらに、

「セロトニン」の原料である「トリプトファン」という物質を増やす必要があります。

この「トリプトファン」というのが、食物に含まれているので、

「メラトニン」を増やす=トリプトファンの多く含まれる食物を食べる!

ということになります。
 

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